今回のギークサロンは、バイオ・メカニクスとアルゴリズムのそれぞれの分野において、世界の最前線で研究をされている村井昭彦氏と秋葉拓哉氏に講演して頂きます。
村井氏は東京大学で人間の運動計測や筋骨格のモデリングなどの研究に従事されており、「NHKスペシャル」でサッカースペイン代表の運動計測の結果が取り上げられるなど、注目を集めています。

秋葉氏は東京大学・Microsoft Researchでアルゴリズムの研究をしており、200ヶ国以降のプログラマが参加する世界最大規模のプログラミング・コンテスト「TopCoder」で、最上位グループであるレッドコーダーとして活躍している他、数多くのプログラミング・コンテストで上位入賞を果たしています。

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8月のギークサロンでは、シリコンバレーでAreaBe社を起業し売却、その後プロトタイピング合宿を主催されている水野 正博氏をお迎えします。

水野氏は現在は起業や製品開発のコンサル、プロトタイピストとして活動されていて、ベイエリアメーカーフェアへ参加されたり雑誌インタフェースの記 事の執筆などをされています。また毎年夏にプロトタイピング合宿を行っており日本からも学生や社会人が参加しています。昨年は合宿の卒業生と電子工作コン テストGugenに参加して自転車用キーレスエントリーシステム「eRing」を開発し優秀賞を受賞されました。

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今回JTPAの新たな試みとして、複数のスピーカーによるTech Talksイベントを立ち上げます。JTPA Tech Talksは、様々な分野で活躍する技術者たちに、今関心があること・注力していることを、凝縮された時間の中で思う存分プレゼンしてもらうイベントです。この場を通じて、より多くの技術者が、より気軽に、よりディープにそれぞれの経験や知恵を交換できるようになることを狙いとしています。

第1回は、Androidとゲーム開発を中心として以下のスピーカーの方たちに話してもらう予定です。

JTPA Tech Talks Vol.1
7/25 金曜日 19:00-

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JTPA ギークサロン「西田 祐木氏と AgIC、キックスターター、留学について語る」

6月17日 午後7時半 パロアルト

6月のギークサロンでは、キックスターターで8万ドルを調達し、Microsoft Innovation Award 2014で最優秀賞、ベイエリアのMaker FaireでもEditor’s choiceをダブル受賞されるなど多方面で話題になっているAgICの西田 祐木氏をお迎えします。

AgICは家庭用のプリンタを使って紙に電子回路を印刷できるというもので、個人でも簡単に電子回路を作成できるようになるだけでなく、紙に印刷できるという特性から非常にユニークなものが作れるプロダクトです。2014年1月に東京、シリコンバレーで法人を設立後非常に早いスピードでプロモーションを成功させ、東大発ベンチャーとしても注目されています。

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今回のギークサロンは普段と趣向を変え、スタンフォード大学に在学し研究者の道を歩む学生・ベイエリアで会社を興した20代起業家をお呼びして、彼らがそれぞれの分野で何をしているのか、何を考え、成し遂げようとしているのか、また、後半は会場から質問受けるパネルディスカッション形式でのトークとなりました。以下、Sunny Tsang氏によるレポートをお送りします。
■ 20代の若者たちが語るアカデミア&ビジネス最前線。

各人の発表を以下にまとめました。各名前の横にUstreamで残してあるアーカイブビデオ(http://bit.ly/cA2mUe)の時間を示しておきました。参照ください。
UStream: http://www.ustream.tv/channel/jtpa-geek-salon

– 石綿整さん(1分50秒より)
石綿さんは、小さいころの身近な経験から物理に興味を持ちそれを理解する楽しみから始まり、後に、父親の仕事の関係から興味を持った半導体の応用の広さに感動され、半導体産業の起源をたどる過程でシリコンバレーとその中心となるスタンフォード大学に興味を持ち始めたそうです。ダイヤモンドという普段は宝石としか考えられていないモノに、熱伝導率や堅さなど実は物理的に優れた特性もあることを紹介され、それを用いて熱の溜まりにくいデバイスや、半導体が作る0と1の状態を電子のスピンやDNAの固定など、新しい物理的な意味と結びつけるプラットフォームとしてのダイヤモンドの面白さを話されていました。最後にはダイヤモンドイドというダイヤモンドのナノ化合物を利用した電子のエネルギー幅のコントロールとそれを用いた電子顕微鏡の解像度の向上も紹介してくれました。締めくくりとして、自分の将来の夢を語り、自分の好きな物理の理解と新しい材料を用いて、日本で産業と結びつく教育を促進したいと話されておりました。
http://arpes.stanford.edu/personnel_grad.html

– 郡司まりかさん(12分20秒より)
郡司さんは、小さい頃に抱いた、日本以外のところに行きたいという願望から、慶応義塾大学理工学部卒業後、Stanford大学に移られました。同大学では、高移動度半導体材料、高誘電体絶縁膜など半導体プロセス関連の研究をしています。ナノマテリアルという領域を選択し、スタンフォード大学を志望した理由として、同大学では実験室間の敷居が低いことをあげ、マテリアルサイエンスとは何かという説明から、ナノとはどれくらいの大きさなのかという話に入りました。また、ナノテクノロジーの現在、応用されている分野の紹介、またバイオロジー分野とのコラボレーションによる今後の展開、将来性を含め話され、どれだけ魅力のある研究分野なのかと熱く語っておられました。
http://www.linkedin.com/pub/marika-gunji/7/4ba/103

– 宮崎勇典さん
灘高校卒、東京大学教養学部理科一類入学。一度は建築学科に進むも、よりサイエンスをと薬学部に移られたそうです。専門分野のChemical Biologyの中心であり、また世界の動きを知る良い機会としてアメリカの大学院進学を決意。最も自由度が高く、シリコンバレーを中から感じようとスタンフォード大学大学院を選択し、2009年9月よりSchool of Medicine PhD programに在籍しています。研究対象であるタンパク質を、「見る」そして、「操る」という2つにわけて分かりやすく解説されておりました。また、研究による実際の実社会への応用可能分野の説明への話もあり、最後に自分が主催している米国大学院留学会(UT OSAC)の熱い想いを語っておられました。
http://stanford.edu/~miyuten1/
http://www.ut-osac.org/

– 久保渓さん(33分30秒より)
久保さんは、Carleton大学をPolitical ScienceとComputerScienceのダブルメジャーで卒業し、クラウドベースでオートスケーリングなウェブサイト向けホスティングサービスを提供するfluxflexをサンノゼにて起業されました。サーバーやインフラをユーザーが自分達で準備することなく、ワンクリックでテスト用サーバーと数百台までスケールする本番環境用サーバーを利用することが可能で、この仕組みを自動化することで、ユーザーのサーバー管理の時間、手間、お金を削減できるホスティングサービスを目指しているそうです。現在はサンノゼで活動し、テストユーザーへ向けた限定的なサービス提供を行っていて、同時にエンジェルラウンドも進行中だそうです。
http://www.flexflux.com

– 船木信宏さん(41分45秒より)
慶応大学SFC卒業後、日本でスタートアップの創設やフリーランスでの開発経験を経て、2009年シリコンバレー現地にてSmashBooth(CA, San Jose)を設立しました。事業としてはお金を必要としてる気持よく使いたい人々のマッチングをするクラウドファンディングを広めるSenzoo.comというウェブサービスをやっておられ、また、今後の展望としてお金以外でのドネーションを慕える方法を画策しているのことでした。
http://www.senzoo.com

– 近藤誠さん(50分15秒より)
東京大学経済学部卒業後、スタンフォード大学に入学。修士2年に在席しながら、オンラインドキュメント管理システムを展開するEvernoteにインターンとしてBusiness Development Divisionに在籍。役割として、Evernoteが他社と連携にあたって交渉などをしているそうです。また、現在のEvernoteのユーザー数推移などを含めた現状報告と今後の展望を話されておりました。
http://www.evernote.com

■ ディスカッション

各人の分野の発表に続いて、会場から質問受けるパネルディスカッション形式でのトークがありました。以下があがっていた質問です。各質問の横にUstreamで残してあるアーカイブビデオ(http://bit.ly/cA2mUe)の時間を示しておきました。参照ください。
– なぜ今の自分のいる分野に興味を持ち始めたのか?(54分20秒より)
– 今まで研究、事業での苦労したことは?(58分00秒より)
– チームをどうやって作っていったのか?(1時間3分00秒より)
– 日本に戻る予定は?日本でなにを変えたいか?(1時間5分20秒より)
– ロールモデルはいるか?(1時間8分00秒より)
– 成功体験は?(1時間10分50秒より)
– アメリカと日本の違い。来てから何を感じたか?(1時間17分15秒より)
– 日本の社会、日本人に対して何を思うのか?(1時間22分30秒より)
■ 感想

日本から離れたことによって持てる視点をもった普段聞くことができない20代の若者の意見を共有できる、非常によい機会となりました。どうもありがとうございます。