8月4日木曜日 午後7時 Palo Alto
今月のギークサロンはパーソナルゲノム環境の開発・研究に取り組まれている城戸 隆氏にホストして頂きます。
米国でも既に低価格での個人向け遺伝子解析サービスが急速に広がり始めています。パーソナルゲノムをめぐる現在の研究やビジネスの動向を紹介頂いた上で、近い将来にどのような時代が到来するか・またその時に何が必要になるのかを城戸氏の研究を軸として伺います。
スピーカー: 城戸 隆 / きど たかし氏
慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻にて遺伝的アルゴリズムを用いたハイブリッド探索に関する研究で博士号を取得。NTT情報通信研究所に勤務。在職中に1998年マレーシアのマルチメディアスーパーコリドー計画のもとでNTT海外R&D拠点立上げのために海外赴任。その後2002年から遺伝子解析のベンチャー企業であるHuBit Genomix社にて疾患関連解析の研究開発に従事。2006年からスタンフォード大学Genetics DepartmentのStanford Microarray Database groupにて客員研究員。現在は理研ジェネシスにてパーソナルゲノム環境の研究に取り組む。
また、丁度今月7月に城戸氏の著作が出版されました。
『 ぼくはどんなふうに生きるのだろうか―ゲノムが解き明かす自分さがし 』
http://www.amazon.co.jp/dp/4892945110


アジェンダ
近い将来、1000ドル程度のコストで個人の遺伝子解析が行われ、その結果に基づくオーダーメイド医療が実現すると考えられています。米国で低コスト化の競争が開始される一方で、遺伝子解析の解釈がどう個々人に伝わるか、あるいはどう伝えるかという「情報環境と人」としての課題は取り残されています。それは新たな医学的知識を利用者の視点で正確に伝えることであり、心理的文化的宗教的背景にも関わるセンシティブな課題でもあります。前半はパーソナルゲノムをめぐる現在の研究やビジネスの動向を紹介し、後半では城戸氏のJSTさきがけ研究プロジェクトでの挑戦や取り組みについて紹介します。
日時: 2010年8月4日木曜日 午後7時
場所: Wilson Sonsini Goodrich & Rosati
650 Page Mill Road
Palo Alto, California 94304-1050
(会場は弁護士事務所 WSGR のご厚意により利用させていただいております。)
進行:
19:00 開場、ネットワーキング
19:30-20:30 講義
20:30 質疑応答
21:00 懇親会
参加方法・参加費用【要事前登録】:
当日会場でのお支払いは受付しませんので、当日参加をお申込みの方も登録および会費のお支払いを会場にお越しになる前にお済ませください。 **申し込み手続きは参加費用のお支払いをもって完了とさせていただきます。尚、申し込み手続き完了後に参加をご辞退された場合、参加費はお返し致しませんのでご了承ください。
賛助会員15ドル、一般20ドル、学生5ドル (前日までのお支払い)
賛助会員25ドル、一般30ドル、学生10ドル (当日のお支払い)
学生の方は、割引価格でご参加いただけます。入場時に身分証をご掲示ください。
賛助会員につきましては、以下のリンクから45ドルの寄付金をお支払いいただければ、即座に賛助会員価格でお申し込みいただけます。賛助会員についての詳しい情報は、こちらのリンクをご覧ください。こちらのリンクから直接お支払いいただくことができます。 https://www.jtpa.org/donation.html
今回のサロン開催レポートを書いてくださるボランティア1名を募集しています。希望の方はseminar@jtpa.org宛てに「参加レポート」と記載してご連絡ください。原稿料として参加費を無料にいたします。(先着1名様のみ。)
食事: 軽食が提供されます。
Ustream:
会場に来られない方のために、講義の様子をUStreamでライブキャストします。ご興味のある方は当日以下のURLからご覧ください。
http://www.ustream.tv/channel/jtpa-geek-salon
なお、当日UStreamのリアルタイムコメント機能経由でのコメント/質問も受け付ける予定です。
“JTPA seminar sponsored by Wilson Sonsini Goodrich & Rosati”