11月12日、第二回目の技術交流会を開催しました。
今回は、15名の参加で、場所はRedwood Shoreにある 
Global Catalyst Partnersの会議室をお借りしました。
会場を提供してくださった大澤様には、この場を借りて
お礼申し上げます。


当日のアジェンダは以下のとおり。 
6:30 ネットワーキング
7:00 スタート、アジェンダ説明
7:05 東原さんプレゼン (プロセッサに関して)
8:00 今後の進め方説明、グループ分け、
     グループワーク(アプリケーション例)
     (時間が許せば、グループワークの発表)
9:30 終了
当日の役割分担
プレゼンター: 東原朋成さん(テンシリカ)
進行、書記: 松宮
受付: 四元さん
会計: 四元さん
以下、当日の議事録です。 時系列に記します。
1) 自己紹介。
今回初参加の方もいて、また若干少人数であったため、
皆さんに自己紹介してもらいました。
2)東原さんプレゼン要約
「究極のPDAの為の究極のCPU?」というタイトルで、
プロセッサにの概要から、最新の動向と、テンシリカの
取り組みも含めて話していただきました。
軽快な語り口と噛み砕いた表現で、専門家でなくても、
かなり理解が進んだのではないでしょうか。
また、参加者の中にも詳しい方々が多くいらしたので、
突っ込んだ質問、コメントも多く出ていました。
プロセッサの性能を決める要素としてのクロックレート、
各アーキテクチャー、データ幅、メモリレーテンシー
等々の説明から、消費電力の話までの概要を説明
頂いたのちに、性能、消費電力の観点から、
究極のCPUとは、自分のシステム要件に一番あった
ものが究極のものであるとしました。
問題は、「そのCPUを自前で作ってはダメ」というのが
印象的でした。 ソフトウェアの開発環境と、
メンテナンスを考えると全くペイしないというのが
その理由。 自分で欲しいプロセッサは自前を
するのが一番なのだけれど、無から作るのではなく、
ある程度の土台が出来上がっている半完成品を
自分の要求に合わせてチューニングしていくのが、
価格性能比、早さともに一番良いという見地です。
会終了後に、プロセッサの専門でない方が、
これから本を買って勉強を始めようという気にさせて
くれたプレゼンだったと話していました。
3)今後の進め方・グループ分け
今後の進め方として、プロトタイプを作る事を今時点の最終目標として、
まずは、グループ分けを行いました。
グループ分けは、機能別。
入出力デバイスグループ、基盤グループ、通信グループの3つです。
グループ毎にこれから、
ー独自のアプリケーションマップを作成、
ー機能、要素技術のまとめ
をやっていただく予定です。
アプリケーションマップは、全員でやった方が良いとも思いましたが、
全員でブレーンストーミング等を行うには時間がかかりすぎると
判断したため、3つのグループで独自にやってもらい、
その後に発表してすり合わせるという形にしました。
各グループには、メーリングリスト等作成してもらい、
独自に活動していただきたいと思います。
各グループリーダー、副リーダー
入出力グループ: 湯浅さん、もざんさん
基盤グループ: 東原さん、佐藤さん
通信グループ: 浦田さん、渡辺さん
今回、参加されなかった方々は、次回参加の折に
いずれかのチームに参加していただく事になります。
うう、熱いディスカッションの内容まで、全部ここに
書けないのが残念です。 是非、参加してくださいね。
以上、第2回 議事録でした。
松宮 博
ご質問、ご要望は、hiroshi_matsumiya@jtpa.orgまで
お願いします。