はじめに
シリコンバレーの投資環境は去年の9月あたりから上向いてきています。シリコンバレー史上最大となることが期待されるGoogleのIPOを控え、みな気合が入ってきている様子。ベンチャーの二度目の増資(シリーズB)はバブル崩壊後は非常に困難でしたが、最近はそのシリーズBでも、「1000万ドル台の企業価値で、と思っていたら3-4倍くらいいけそう」といった景気のいい話もちらほら出始めています。
一方、インド等へのエンジニアのアウトソースはまだ進んでおり、景気のよい話の一方で職を失う人も。グローバルな職のリアロケーションは景気に関わらず起こっていく、ということでしょう。
ちなみに、今回のインタビューは、Last Samurai出演女優の小雪似の後藤さん。同じ映画でアカデミー賞にノミネートされた渡辺謙は、助演男優賞こそ逃したものの、San Jose Mercury新聞では、ベストドレッサーとして男性では唯一大きく扱われていました。「三宅一生のエレガントなタキシード」を着ていたそうです。
それではNewsletterお楽しみ下さい。
渡辺
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Contents:
1 コミュニケーションセミナー開催報告
2 後藤牧子氏-Applause Technologies, Inc
3 Silicon Valley Tour
4 第五回分科会開催
5 次回ニュースレター「Fireside Chat」のお知らせ
  編集後記(by戸谷茂山編集長)
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1 コミュニケーションセミナー:2月5日
今回はビジネスの場での即戦力となるセミナーを、通常アメリカ人に対しセミナーを行っている対人Communication専門のトレーナーを招き、英語にて行いました。約30名の方にご参加いただき、多くの方から実践に役立つ内容である、即実践に活かせるようロールプレイなどの練習もしたかったというpositiveな“フィードバック”をいただきました。
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2 後藤牧子氏-Applause Technologies, Inc
JTPAニュースレター、マンスリーインタビューの第4回目は、教育機器や玩具向けの半導体チップを開発するアプローズテクノロジーズで新規事業開拓マネージャーを務める後藤牧子さん。後藤さんは大学を卒業してから思いがけず半導体の世界に飛び込み、『縁』があってシリコンバレーに来られました。アプローズ社はシリコンバレーではまだ珍しい、日本人のチームが創業したベンチャー企業で、後藤さんは共同創業者の一人でもあります。
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3 Silicon Valley Tour
JTPAでは、日本の若い技術者・研究者を対象としたシリコンバレー・ツアーを行います。参加者の方に、“シリコンバレーの日本人インサイダー”との交流を通して、「どんな働き方があるのか」「どんな風に働いているのか」といった具体的な姿に触れ、今後のキャリアパスを考える参考としていただくのが目的です。申し込みは1月14日(日本時間)で締め切りました。
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4 第五回分科会開催
「夢のPDAをつくろう!」という掛け声で始まった技術交流会。今週は、いよいよ発表会となりました。皆さん、準備は進んでいるでしょうか?当日の案内を送ります。
日時: 3月3日(水曜日) 6時半ー9時半
場所: DoCoMo Communications Laboratories USA, Inc.
     181 Metro Drive, Suite 300   San Jose, CA 95110
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5 次回ニュースレター「Fireside Chat」のお知らせ
JTPA編集部では、座談会を毎月開催しています。簡単な食事を囲んでわいわいと皆で騒ぐ楽しい会です。次回のテーマは「口語英語で失敗した体験」「口語英語の上達法」について話し合いたいと考えています。参加希望者は、Newsletter@jtpa.orgまでご連絡ください。
日時: 3月17日(水曜日) 7時ー9時
場所: MUSE Associates
480 California Avenue, Palo Alto, CA 94304
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編集後記 by 戸谷茂山
San Francisco Bay Areaは雨季です。といっても日本のような降雨量はありません。それでも雨になれないカリフォルニア人は、毎日「今日は大雨が降るかもしれない!明日はストームが来るんだって!」と大騒ぎです。ハイウェイで雨が降り出せば、皆が突然ブレーキを踏んでスピードを随分と落とすため渋滞が引き起こります。今朝は「雨がひどくて山道を運転する自信が無いから会社にいけない」と同僚から電話がかかってくる始末。
逆に日本で台風や大雨を経験した自分にとって、Bay Areaのストームなんて子供だまし。雨に足をとられてもなんのその、スイスイと山を越えて仕事に通っています。