JTPAでは、日本の若い技術志向の皆さんを対象として、第3回Silicon Valleyツアーを3月に開催しました。参加者の皆さんからツアー参加の感想が寄せられましたので掲載します。


ツアーの詳細はこちらをご覧ください。https://www.jtpa.org/archives/2004/11/silicon_valley_1.html
瀧澤勇人
初日に憧れの大学スタンフォード大学に訪問し、改めてキャンパスのすばらしさを実感し、また大学で研究している紺野さんとお話しが出来て、ものすごい遠い存在だった大学が、とても身近に感じてきました。自分のキャリアパスとして、様々な大学を経たことは、間違っていなかったと認識しました。また、セミナーの講師の方たちのお話を聞き、差別化が大事なこともわかり、ITと医療の専門家として自分の強みを伸ばしていきたいと感じました。
 村山さんがビルゲイツまで一人の人間のパスで通じることが出来るとのこと。このことは、自分は2人の人間でビルゲイツまでたどり着けることが出来るということ。思わず、嬉しさがこみ上げてきました。(^^)シリコンバレーは、改めて村なんだなぁと感じました。
シリコンバレーは、
・ものいじり
・変わったことがすき
・遊び心
・わくわくするような話
の集合体
遊び心、わくわくさせる人達が集まって一つのムラを作っている集合体がシリコンバレーの本質だとわかりました。日本にいながら、アメリカに進出してワクワクするようなビジネスを考えていこうと思いました。グローバルな観点から物事を捉えるようワクワクしていけるように、また、日本にいても心はシリコンバレーの精神でがんばっていきたいと思います。
 最後に、裏方で自分たちの世話をして頂いた四元さん。このSVツアー参加者への細かい気配りや一生懸命さが伝わってきて改めて感謝いたします。
南部 陽介
このツアーに参加したのは,ほんの偶然だったのですが,予想外の収穫がありました.
ツアー参加者の方々からは,良い刺激を頂きました.どの方も将来のことを真剣に考えている.のらりくらりと生きてきた自分が,少し恥ずかしく思えました.
 6個のセミナーと3個のパネルディスカッション,そして懇親会は,それぞれ非常に密度の濃い内容でした.そこで得たものを自分の知識や経験として昇華するには,今尚,時間が必要と思われます.しかし,何より自分にとって重要なのは,シリコンバレーという場で学びたいという欲求を浮かび上がらせてくれたことです.
 これから大学院へ進学するに当たり,毎日を生きてゆく先に,シリコンバレーという目標が出来たことが,自分にとり,このツアーにおける最大の収穫です.
会社員/ネットワークエンジニア
今回このSVツアーに参加させてもらい非常に沢山のことを得させていただくことができました。私が今回このSVツアーに参加した理由としましては、近い将来アメリカで働きたいという気持ちが強く、そのためには、実際にアメリカに行き、実際に現地で働かれている人の話を聞いて再度自分のアメリカで仕事をするという気持ちを確かめようと思っておりました。そして、今回ツアーに参加させてもらい実際にアメリカで働かれている人のお話を伺うことができ、アメリカで働くためにはどのように外の人と自分を差別化して、日本人としても自分をアドバンテージに変えていくことが必要だと伺うことができました。また、アメリカで仕事をしていくためには人と人とのネットワークも重要であり、それをおろそかにしていってはいけないということも学ぶことができました。正直やはりアメリカのシリコンバレーというところで働くということは簡単ではないということが充分にわかりましたが、しかし、やはり諦めることなくいつか必ずこのアメリカで皆さんと同じ土俵に立ち頑張っていきたいという気持ちを強く持つことができました。本当に3日間という短い間でしたが内容が濃く充実したもので私の生き方にも影響を与えていただけたかと思います。
また、この間だけではなくシリコンバレーであった皆様方、また、ツアーに一緒に参加した人たちとはこれからも繋がりを持ち、同じ目標に向かい共に影響をし続ける関係を保ち続けていければと思っております。本当に今回SVツアーを企画していただいたJTPAの皆様どうもありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
千葉真嗣
シリコンバレーという夢舞台を少しの間でも垣間見れたことで、海外で一エンジニアとして働く、という夢に対するモチベーションがさらに大きなものとなった。また、それぞれ違う視点や夢を持っているにしろ日本だけでなく海外を視野に入れて将来を考えている参加者のみなさん、そしてその夢を実際に実現化した講演者の方々とお話しする機会がもてたことも自分にとっては大きな刺激となった。
会社員:ITエンジニア
ITエンジニアとしてこれからのキャリアに対して不安を持った状態で参加したツアーでしたがこれが大正解でした。人と違うことをやっている自分の道をつきすすむ。ネットワーク(人と人のつながり)を構築していく。この2点の重要さを学ぶことができました。
大学院生
パネラーのみなさん全員個性的な方々でした。シリコンバレーで働く人は皆、バックグラウンドも考え方も三者三様。にもかかわらず、チームを作って目標に向かってうまく機能しているのは歴史が浅い土地のためか、はたまた青空のせいか。個性と個性がぶつかって微妙なバランスの元、新しいものを生み出しているというのが私の印象です。アメリカといっても人脈の大切さはどこにいても変わらないのだという点は意外でもあり当たり前でもあると感じました。自分がいままで持っていなかった新しい視点を得たとともに、自分と同じような考えの方々にお会いできたのは大きな励みになりました。このツアーで得たものをどのように生かしていくかが今後の課題です。
大学院生
シリコンバレーツアーにおいて、様々な講師のお話をお聞きし他の参加者の方々おと話し合うことで、自分が思ったよりも固定観念に縛られて生きていたということに気付けたことが一番の収穫でした。年齢や専攻してきた分野に縛られず、もっと自由に自分のキャリアを考えていきたいと思います。そして、10年後20年後には本物の実力をつけた上で国境を越えてチャンスがある場所に飛び込んでいけるような人材になりたいと強く感じました。
安河内崇
「海外で働く人」は、どういう人なのか。
私は「日本はもう落ち目だから、国外に行く」という人ばかりなのかと思っていましたが、今回のSVツアーに参加したことで、この考えが固定観念に強く縛られたものだと実感しました。講師の皆さんから、日本に対する愛着のようなものを感じ取ることが多々あったからです。
 「日本人としての誇りを持って、国外で日本を客観視しながら働く」このようなキャリアパスを選択肢の1つとして持てるようになったことが、ツアーでの一番の収穫です。
田中佑治
 シリコンバレーは工学を志す者にとって憧れの土地である。あらゆる新しい技術がうまれ、世界に広まってゆく。私の専門分野であるナノバイオテクノロジーに関連するQdot社も、たった10年足らずで研究の種を製品にまで成長させた。このようなシリコンバレーに興味があり、今回の参加に至った。
 数多くの講師の方々のお話を聞くうちに、次第にその仕組みが分かってきた。野心的な計画、それを支援する資金、ある程度の失敗が許される文化、そしてわくわくさせるような雰囲気。すばらしい土地だ。
 将来シリコンバレーで働くことが目標となった。まずは目の前の課題でいい結果を残し、人生をシリコンバレーに導いてゆきたい。
 JTPAの皆さんありがとうございました。
大学院生
自分は海外志向のようなものは皆無で、これまで留学したいとか海外で働きたいとか思ったことは全くありませんでした。しかし最近は、シリコンバレーで働く自分を想像してはニヤニヤしてしまう日々を過ごしています。今回のツアーでは、自分の中でそんな意識改革が起きました。その原動力となったのは、実際にシリコンバレーに行き、その場の息吹を全身で感じたことに他ならないと思います。大げさに言うなら人生の転機になるような、そんな貴重な経験ができました。JTPAの方々には心から感謝しています。
加藤明伸 岐阜大学工学研究科
私がSV Tourに参加した理由は、”SVで働く人たちの価値観を知る”ということ。セミナーを通して私が感じたのは、講師の方々が大事にしていることは「自分がいかにその仕事を楽しんでいるか?」ということや「良いパートナーや仲間と一緒に仕事が出来ているか」ということだと感じた。そして私はこの考え方に非常に共感できた。働く場所が日本であろうがアメリカであろうが関係なく、今後私はこの精神を大事にしていきたい。
大学院生
シリコンバレーという地を意識しはじめたのはCNET Japanでの梅田さんのウェブログを読み始めてからだった。見知らぬ地で繰り広げられるテクノロジーとベンチャービジネスの華々しいエピソードに強く影響を受けたが、しばらくはそれを傍目に見ているだった。しかしついに自らかの地に踏み入れる機会を得ることができた。それはまた、自分にとってはこれからの人生を決める節目にあたる時でもあった。これからの自分の歩く道を決めようと思って参加したが、ついに答えは出なかった。むしろツアーで出会った人たちとの交流を通して、もっと自由にさまざまな可能性を探すのも悪くないなと思えてきた。この先自分がどこに行くかはわからないが、今回の旅が大きな分岐点になるであろうと僕は感じている。
大学院生
今回のツアーでの一番の収穫は、同じツアーに参加したメンバーとの出会いである。もちろん、今回セミナーやパネルディスカッションをしていただいた方、jtpaスタッフの方との出会いもかけがえのないものだ。しかし、出会いの中でもとりわけ、同じときに、似かよった志を持つ仲間に出会えたこと。お互いに近いフェーズにいる彼らとともに見たからこそ、以前は雲の上の場であったシリコンバレーが現実味を帯びた目標となったのではないかと思う。
小山礼史
「シリコンバレーで働く」という言葉の響きに、ワクワクする人は多いと思います。私もその一人でした。今回、シリコンバレーで働くエンジニアと、現在の自分の間にどれだけ距離があるのか知りたいと思い、このツアーに参加しました。
<ツアーに参加する前>
シリコンバレーに行ってみたいという気持ちはあるものの、正直良く分かりませんでした。ただ興味だけはあるという状態でした。
<ツアー参加後>
現地で働いている人の生の声が聞けたことにより、シリコンバレーで働くということが身近に感じられるようになりました。また偶然、就職先の現地駐在員の方を紹介してもらうことも出来ました。その方と話をする中で自分の将来に、シリコンバレーで働くという選択肢もあるのだと感じるようになった。