あの「フグ本」の著者、Ken Lunde(ケン・ランディ)氏によるシリコンバレー講演を法政大学と共催し、法政大学東京キャンパスで同時生中継しました。日本会場から約70名、シリコンバレー会場には約35名の合計100名以上の参加者が集まり大成功でした。
今回の日米同時セミナーは、法政大学からの協力により実現することができました。大変お世話になりました法政大学の清原孟教授(アメリカ研究所所長・経済学部)、林公美所長(アメリカ研究所所長)、八名和夫教授(前アメリカ研究所所長・工学部)に深く御礼申し上げます。
また、過去のJTPAツアー参加者の山下さん、近藤さん、南部さんに日本会場でボランティアとして準備を手伝っていただきました。ご協力いただきありがとうございました。
当日のプレゼンテーション資料および講演内容の書き起こしを以下のリンクでご覧になれます。
当日のプレゼンテーションスライド
法政大学工学部八名教授による講演内容の書き起こし
以下は、開催時の案内状の内容です。
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今回のJTPA セミナーには、ソフトウェアの日本語化に携わる技術者に必須のバイブル「日本語情報処理」の著者でありアドビ社でSr. Computer ScientistのKen Lunde氏をお招きします。 (スピーカーのバイオは末尾をご参照下さい)
その表紙の絵から「フグ本」と呼ばれる「日本語情報処理」の1993年の出版は、コンピュータの世界ではまだまだ英語しか考慮されていなかったといっても過言ではなかった当時、日本語情報処理の歴史上画期的な事件でした。その続編「CJKV日中韓越情報処理」では、日本語に加え中国語、韓国語、ベトナム語をコンピュータで処理する方法についてが包括的に解説され、マルチバイト言語処理の教科書として世界中の技術者に広く利用されています。(注1)
講演では、マルチバイト言語処理のイロハに加え、中国政府によりサポートが義務付けられ、最近話題になっているGB18030-2000(注2)のトピックをカバーします。
既に重要な市場である日本に加え、巨大市場への成長が期待される中国、韓国、ベトナムにおいて言語処理はアプリケーションビジネス参入障壁の一つとなっています。そのための貴重なノウハウが学べるこの機会をお見逃しなく!
(注1)
「日本語情報処理」は1995年に日本語に翻訳され、「CJKV日中韓越情報処理」は2002年に日本語と中国語に翻訳されました。
(注2)
GB18030-2000は中国国家文字標準コード企画で、中国国内で販売する製品は必ずこの標準をサポートすることが義務付けられています。
http://www.jaet.gr.jp/gb18030/
http://www.jaet.gr.jp/gb18030/SanJose003.pdf
なお、この講演は英語で行われます。
質疑応答のセッションでは日本語も受け付けます。
英語の案内状は以下のリンクをご覧ください。
https://www.jtpa.org/event_in_silicon_valley/000284.html
当日の様子(法政大学シリコンバレーキャンパスにて)
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共催: 法政大学アメリカ研究所
●●●シリコンバレーでの参加●●●
日付: 2005年5月27日 (金曜日)
時間: 18:30 – 21:00
場所: 法政大学アメリカ研究所
800 Airport Blvd. Suite 504 Burlingame, CA 94010
www.huric.org/j-officeLocation.html
www.huric.org/2huric.doc
●会費: (軽食付き)
一般 5月25日以降のお申し込み 15ドル
5月24日までのお申し込み 10ドル
賛助会員 5月25日以降のお申し込み 10ドル
5月24日までのお申し込み 5ドル
●進行:
18:30 受付開始。 (軽食がございます。)
19:00 セミナー開始
20:30 セミナー終了。以後ネットワーキング
21:00 終了・解散
●申し込み:
以下のいずれかの方法でお申し込みください。
1. Paypalを利用する場合
www.paypal.comにて、pay@jtpa.org宛に上記の金額を送金して下さい。
送金の際(Send Money画面)、下記の通りに御記入願います。
Recipient’s Email: pay@jtpa.org
Amount : 上記金額
Currency : U.S. Dollars
Category of Purchase : Service
Email Subject : Seminar 05/27
Note : ご出席の人数
#e-mailをセミナー事務局にお送りいただく必要はございません。もし、2,3日中に確認のメールが seminar@jtpa.orgより返信されない場合は、seminar@jtpa.orgにメールでご確認下さい。
2. メールのみで申し込みする場合
タイトルをSeminar 05/27、本文にお名前、所属、ご出席者人数を明記の上seminar@jtpa.orgまでe-mailにてお申し込み下さい。FeeはPaypalにて後日送金、もしくは当日お支払い下さい。
# 05/25以降の送金は割増料金($15、賛助会員は$10)となりますのでご注意下さい。
●●●東京での参加●●●
日付: 2005年5月28日 (土曜日)
時間: 10:30 – 13:00
場所: 法政大学九段校舎3階遠隔講義室2及び法政大学アメリカ研究所#518
東京都千代田区富士見2-17-1
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campusmap/ichigaya2.html
(H323方式による遠隔会議システムを使用します)
●会費:
無料
●申し込み:
所属・氏名・連絡先(内線番号等)を記載の上、下記のIT研究センター宛まで
e-mailにてお申し込み下さい。
法政大学情報技術(IT)研究センター
TEL:03-3264-9935 / FAX:03-3264-9287
e-mail:it@hosei.ac.jp
東京会場参加に関する詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://www.jtpa.org/JTPA_HOUSEI.doc
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Speaker Bio
Ken Lunde, Ph.D.
http://www.praxagora.com/lunde/
Dr. Ken Lunde was born in 1965 in Madison, Wisconsin, grew up in Mount Horeb, Wisconsin, and entered the University of Wisconsin-Madison in 1985 as a freshman. He graduated with a Bachelor of Arts degree in linguistics in 1987. He received his Master of Arts degree in linguistics in 1988. He finally received his Doctor of Philosophy degree in linguistics in 1994, and his dissertation was entitled “Prescriptive Kanji Simplification.” He joined Adobe Systems Incorporated in 1991, and is currently Senior Computer Scientist, CJKV Type Development.
Books
CJKV Information Processing (O’Reilly) December 1998
This definitive guide tackles difficult issues faced when dealing with complex Asian languages — Chinese, Japanese, Korean, and Vietnamese — in the context of computing or Internet services. It contains revised information from Ken Lunde’s first book, Understanding Japanese Information Processing, as well as coverage of three additional languages and how they impact Internet resources such as the Web, HTML, XML, Java, and Adobe Acrobat.
Adobe Acrobat product CD, starting from Version 5, has included Chapter 1 of this book in PDF from the English editions. The Japanese and Chinese ones were included in Acrobat 6.0 and later.
http://www.oreilly.co.jp/books/4873111080/
Understanding Japanese Information Processing (O’Reilly) September 1993
This book provides detailed information on all aspects of handling Japanese text on computer systems. It covers everything from the origins of modern-day Japanese to the latest information on specific emerging computer encoding standards. Appendices provide additional reference material: a code conversion table, character set tables, mapping tables, an extensive list of software sources, a glossary, and more.
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