みなさん、こんにちは。
先日の柴田尚樹さんのサロンのレポートをお送りします。
レポーターは山本顕範さんです。
人類の全科学知識を整理する技術「知の構造化」
柴田 尚樹さん (Naoki Shibata, Ph.D)
東京大学 助教, スタンフォード大学 客員研究員, (楽天株式会社 執行役員)
知の構造化とは
東大の前学長の小宮山先生による話で「科学が進化すればするほど、最先端の学術研究は細分化し、論文の量は膨大になる。したがって専門家であってもある学術分野の全体像が分からなくなってしまう状況は深刻な問題を引き起こす。その結果政府も企業も間違った投資が行われてしまったり、研究がニーズに対応した方向に進まないだけでなく、学問間の融合が起こりにくくなる。ついてはある学術領域の全体像を見えるようにする方法論を作りたい。」という話が発端との事。
これを「知の構造化(Structuring Knowledge)」と呼び、中でも、学術知識を対象にした「知の構造化」を「学術俯瞰」と呼ぶそうです。