5月のギークサロンでは 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)シリコンバレー次長の泉 卓也氏をお迎えします。
NEDOシリコンバレーに特許庁より初めて派遣された泉氏は、次長としてテクノロジーと知財の調査を担当されています。シリコンバレーにて知財ネットワークの構築に尽力され、知財勉強会をこれまで15回開催するなど日本の知財人材とローカルの知財人材とをつなげる試みを続けられています。
当日はテック企業やスタートアップの特許の使い方を中心にお話を伺います。例えばグーグルやマイクロソフトがどのように特許を使っているのか、スタートアップはどのように知財を保護し、VCは知財をどのくらい評価しているのかといったポイントをご解説頂きます。
その上で、テスラの特許開放にどのような意味があるのか、アップル対サムソンなどの特許訴訟はどのように評価されているのかといった最近の話題について、あるいは機械学習やブロックチェーンなどの分野における特許保護や自動車がIT化するなかでの特許分野の課題などについてもお話頂きます。エンジニアにとって特許は身近な存在ですが、今回のサロンを通じてさらに身近に感じてもらえるのではないかと思います。
◾️時間・場所
5/24 金曜日 WSGR 弁護士事務所 ( 650 Page Mill Road Palo Alto, CA ) にて
参加申し込みはmeetup.comにてお願い致します: https://www.meetup.com/JTPA-Japanese-Technology-Professionals-Association/events/261404260/
19:00開場/ネットワーキング、19:30より泉氏のスピーチ開始
参加費は$8。軽食つき。学生の参加費は無料になりますのでその場合はmeetupにて Jin Yamanakaまでご連絡下さい。その他当日の参加についてはこちらをご参照下さいませ。 https://www.jtpa.org/faq
◾️アジェンダ
・ソフトウェア企業の特許活用法
・スタートアップにとっての特許の意味
・最近の話題(テスラの特許開放戦略、アップルvsサムソンの特許訴訟など)
・機械学習やブロックチェーンにおける特許保護
・自動車のIT化における特許分野の課題
・特許の面白さ (泉氏が審査されてきた中での最も凄い発明や、知財業界の裏側など)
◾️スピーカー:泉 卓也 (いずみ たくや)氏
1999年 東京大学理学部 修士号を取得
1999年 特許庁 入庁
2008年 ジョージワシントン大学ロースクールにてLLMを取得
2016年 シリコンバレーオフィス次長としてNEDOに出向・渡米
泉氏は、特許庁の審査官・審判官として、複写機、レーザープリンタ、画像診断機器、遊技機などを担当し、さらに特許庁の施策づくりや国際交渉の経験もされています。”技術取引の自由化”(国際経済法学会)、 “貿易上の懸念に関する多数国間レビュー”(法律時報)、 “CAFCを巡る論戦は甦る(特技懇)”など論文も多数執筆されており、最近ではシリコンバレーの状況を伝えるために「シリコンバレー知財駐在員による座談会」(特技懇)を企画し自らも参加されています。
シリコンバレー知財駐在員による座談会
http://www.tokugikon.jp/gikonshi/291/291kiko2.pdf
訳書:「知財の正義」
https://www.amazon.co.jp/dp/4326403470
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