いつものギークサロンでは司会などを務めて頂いている松内さんですが、今回はスピーカーとして登場していただきました。
普段は参加者やスタッフをしている人が、あるときスピーカーとなって知られざる一面を見せるというのもギークサロンの面白さといえるでしょう。
テーマはケータイサイトの雄、モバゲータウンと、その英語圏バージョンMobaMingle。
今回はUstream中継なし、ということもあり、参加者を交えてのディスカッションになだれこみまくりの熱い会となりました。
以下会場で出た面白かった話をいくつか紹介します。
日本で今はやっているもの
日本の携帯電話の独自進化は「ガラパゴス化」というキーワードでよく語られていますが、私もアメリカ生活が長くなり、実際のところを知らなかったので興味深かったです。
– 着うたフルが中高生の間でアメリカでのiTunes Storeのような地位を占めている。
– パソコンなどの大きな買い物もケータイで買っちゃう。
– 日本のケータイはFlush対応ほぼ100%
– WebMoneyが中高生の間で流通。
キャラクター論
– 日本の「かわいい」テイストは海外では通用しない、ということもよく言われるが、MobaMingleではモバゲーそのままの、かわいい3等身アバターを採用。意外に(?)受け入れられている、とのこと。
– 日本では、アバター用のヤッターマンの帽子がもらえるとかのタイアップもやった。
– 海外でも有名な某キャラクターにタイアップ打診をするも興味をもってもらえず、とか、某社のゲームが多くのキャラクターの価値を下げたよね(参加者のツッコミ)、などの裏話でも盛り上がった。
モバゲータウンの裏側をかいま見る
– なんとサーバーのトラブルがセミナー中に発生!ターミナルと管理者用裏画面を操作てトラブル対応しながらセミナーを進めるという前代未聞の事態に。
日米、会社のありかた
– DeNAは熱い人が決定権を握る熱い会社。
– マイクロソフト時代は、熱さにまかせて仕事をするのは、よくないというクールな文化だったそう。
– 「でもやはり熱い人がいないとベンチャーはまわらない」と語る、普段はクールそうに見える松内さんの意外な熱さが印象的でした。
おおまかに言ってMobaMingleは日本をそのままに、ここシリコンバレーに殴り込んできているという印象を受けました。
*超ガラパゴス理論を現実に実験しているようで、これからの展開が非常に興味深いです。MobaMingleガンバレ!
脚注:超ガラパゴス
「日本は先進的な進化を遂げており、ガラパゴス化は、それを世界に発信する絶好のチャンス」という考え方。
(by JTPAスタッフ 林秀明)
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