注)所属はツアー参加時のものです。
岩崎正寿
早稲田大学理工学研究科情報科学専攻

 シリコンバレーとは、働くという以上にその人がどうやって生きているかが問われる場所なのだというのが今回私がもっとも強く印象に残ったことだった。セミナーの講師陣は皆熱意をもって自分が今に至るまでどのように生きてきたか、今どうやって日々を生きているかを語ってくれた。特に「自分に好きなものはなにか、できることはなにか、好きでかつできることは何か」という問いを得られたことは非常に有益であった。今回のツアーは自分自身に対してどうやって人生を生きるかということを深く考えるように向けてくれた、とても価値のあるツアーだった。
尾上博規
鹿児島大学工学部情報工学科2年

 人生は短い、だから自分の好きなことを仕事にしている。短い人生を無駄に過ごしたくないから、毎日を真剣に生きている。毎日を自らの手で創り上げている自信。講師の皆さんのお話をお聴きしながらそんなエネルギーを強く感じました。 20年後には自分もそんなエネルギーを出せる人間になりたいと強く思いました。また、ツアーに参加した皆さんから自分達の手で世の中を創り上げていこうという熱いエネルギーを強く感じました。漠然としたキャリアを明確にする方法、何かしようと動き出したくなるようなワクワク感を得ることができたので、目的が見えず、何をするにも二の足を踏んでいた自分にとってはとても有意義なツアーになりました。自分は何が好きで、毎日をどう過ごしたいのか?具体的にイメージしながら毎日一分一秒を大切に過ごしていこうと思います。ありがとうございました。
郡山邦彦
鹿児島大学大学院人文社会科学研究科経済社会システム専攻

 私がシリコンバレーで感じた,最も象徴的なことは,「考えに制限がない」ということです。「できるorできない」というのではなく,「どうやったらできるか」という視点でものごとを捉えていらっしゃる方々のお話を伺いました。その中から,目の前のことに一生懸命に取り組んで,自ら立てた具体的な目標に向かってひた走ることの重要性を感じました。また,ひた走ることで,自然と必要な人脈を築き始めるのだと思いました。そして,志が高ければ高いほど広く深いネットワークを作り,それができるか否かが,自分が望む人生を歩めるかどうかの大きな差であると感じました。僕にとって,SVはとても魅力的な土地です。次は仕事でSVに行きたいと思います。
後藤孝一
Trainee in Technical Direction of Asia Zone, in L’Oreal Paris、京都大学

 海外で就業し既に自らのキャリアを描き出した私にとって、このツアーに於いて有意義であった経験は下記の通りである。 1.Apple本社にてSteve Jobsの右腕James Higa氏に話を伺う事ができた。 (新しい商品、市場を創出する人に直接お会いできた。) 2.金島先生のお話を伺えた。 (大学教授→ベンチャー経営者に直接お会いできた。) 3.家族について改めて真剣に考える良い機会となった。 (レセプションでの議論にて仕事と家族について深慮する機会を得た。) 4.メンバーの中で刺激を受けうる出会いがあった 1.2.に関して各種情報媒体でも扱われている内容では在るが、改めて”人と会う”重要性を認識した。
柴田尚樹
東京大学工学部システム創成学科知能社会システムコース4年

 人の生き様、社会の成り立ちという2つの視点でシリコンバレーを観察できた。後者に関しては、好き嫌い等の問題があるため、ここでは言及しないことにする。前者に関しては、自分個人としてはやはり一度、シリコンバレーに身を置きたいと痛切に思った。私にとってシリコンバレーは2回目であったが、前回はタダのあこがれであったのに対し、今回はより現実味をもってそう思った。僕のバックグラウンドは、技術経営(MOT)であり、英語で仕事ができるほど英語はできない。となると、一番現実的に「そうした場」に潜り込むためには、「留学」というキャリアパスを目指し、実現したい。以上が、私が得たこと、それに基づく今後の実行計画である。
島田敏宏
慶應義塾大学総合政策学部

 溢れる優秀な人材が、照り付ける陽射しを浴びながら趣味(=仕事)に没頭している。私が直接肌で感じたシリコンバレーはそんな印象でした。今まで自分はその時々で「おもしろい」と直感したものに全力投球してきたわけですが、シリコンバレーに来てみてそれは間違ってなかったのだと確信しています。なぜなら楽しむことが一流になる究極のコツであることを学んだからです。自分の大切な価値観が何かなんてそう簡単に気付くものでもないし、焦って決めるものでもない。大切なのは胸を張って全力で試行錯誤することだと今改めて感じます。そう考えると、共に試行錯誤することができる横(同年代)のネットワークを構築できたことが、実は今ツアー最大の収穫だったのかもしれません。
下會所靖
企業勤務

 ビジョンを高く掲げて自己実現に励め、そうすれば自然と道は開ける、とシリコンバレーに教えてもらいました。気候であり、人であり、ベンチャー精神を育む土壌はこういうものなんだと自分の目で感じました。ツアーの帰りに、今後自分が研鑽に励むことによって何か世の中の役に立つ大きな仕事がしたい、とふと思いました。ソフトウェアという分野で何ができるかはまだわかりませんが、人まねの生き方をしなくても自分にしかできないことがあるはずだし、その生き方がシリコンバレーに見つかれば、こんな素晴らしいことはないでしょう。これまで以上にアンテナを鋭くして一日一日を大切にするのが、私に今できることです。ありがとうございました。
高橋拓也
慶應義塾大学環境情報学部3年

 講師の方に共通して感じたことは、皆”本当に好きなこと”を仕事にしているということです。そのためには自分の本質を知らなければなりません。自分が何者で、何が本当に好きなのか。これらを本当に理解することによって、自己のキャリアの選択や将来のゴールの設定が可能になる。自分という存在を、現代における成功術や、社会からどう見られるのか、といった無駄なバイアスをかけることなく見つけていきたい。そう心に決めた一週間でした。
出張光高
企業勤務

 好きなことをやる。何よりもそれを強く表しながら生業をしている人たちがいる場所だと感じた。壮大な青い空の下で、伸び伸びと仕事をしている。しかし、ただ好きなことを仕事としている、あるいは好きな環境で仕事をしているというよりは「自分の哲学」を貫いている人たちだったと私は思う。しかし、それだけでは不足だ。ネットワークに対しての高い意識も必要である。人との結びつきが大きな価値を生み出す。それは自分に対してであれ、他人に対してであれ。それを理解している人たちだった。これらの点をリアルのものとしている人たちと会えたことは、自分のキャリア形成の中での意識も持ち方として大切なものに気づくきっかけとなった。
中澤直也
企業勤務

 このツアーを通して、私は「自分は何が好きかを知る」ことが一番重要だと感じました。これが分かると、これから自分が何をすべきかが必ず見えてくるはずです。そして、数年後(3年後,5年後)の自分をより具体的にイメージすること。最後に、そのイメージした姿になるはどうしたらよいか自分で考え抜くことです。
T.N.
東京大学大学院

 現在、大学院の博士課程に在籍している僕は、卒業後に日本国内で働くことに危機感を持っており(ポスト不足、国の財政状況など)、将来は外国で働くことを考えていた。今回のツアーでは、SVは労働環境がすばらしく、ここで生き残ることはとても難しいことでもない(もちろん努力は必要)ことが分かるなど将来設計をする上で重要な情報を得ることができ、有意義な旅であった。その上、大仕事をするための条件(自分の好きなことを見極めることetc)が分かるなど、新たな目標を得るというお土産をいただく事ができた。今はこの目標に向かいつつ、またこの地に戻れるよう、仕事に打ち込む毎日が続いている。
原俊介
原企画

 楽しかった。何が楽しかったかと言うとやはり若い力が持っている、はちきれんばかりのエネルギー、決してスマートではないが溢れんばかりのエネルギーこそが社会を変えることができるんだなと、このツアーで体中で実感できたことだ。みんなの若いエネルギーにこそ私はワクワクした。私にとっては好きなことをするというのも本気でやりたいことをするというのも社会に貢献する仕事をするというのもあまりにも自明のこと。だから実際このツアーで何か新しい知識を学んだというようなことは正直ない。でも若い力というか、可能性というかそういったもの、お金では買えないすばらしいものが私たちは持っているんだ!そしてそれを大きなものにできるかどうかも自分自身にかかっているんだと強くこのツアーで実感した。講師の皆さんは皆40歳前後、20年後は60歳だ。講師の皆さんがどれだけすごくても社会を変えることはできない。この事実はとても大きなものだ。社会を変えることができるのは俺たち20代の若者だ。そう思うと本当にワクワクした。ウフフと言う感じと、やってやるぞと強く思った。この20年、40才になるまで本気で自己鍛錬に励めば、本当にすごいことができるんじゃないかと本気で思った。それがこのツアーでの私の1番大きな感想かな。お行儀よく小さくまとまる必要はないし、講師の皆さんのマネをする必要もないし、そんなもの一朝一夕にまねできるはずもない。そんなに簡単なものであるはずがない。だから若者は今は溢れんばかりの情熱で突き進むこと、それだけでいいし、それこそが若者には求められているし、実際それしか若者にはできることはない。唯一それが講師の皆さんに私たちが勝っていること。だからますますエネルギッシュに破天荒にいきまっしょい!暴走するくらいでちょうどいい、体中からエネルギーをほと走らそうぜ!それが私のこのツアーで感じたことです。以上です!
深沢幸郎
慶應大学商学部商学科3年

 私が実際に現地に赴いて学んだ事としてはシリコンバレーという土地が非常に合理的な法則のもとで動いているという事です。まさに適材適所が実践されている土地であるといういのが実感です。忘れられない言葉としては「必要な能力を持っている事が職を得るために必要な事」という言葉。その人が持つ力が必要とされなければ、生き残れない社会という印象を持ちました。当然の事ではあるが改めて日本との違いを感じた部分でした。また、画家になりたい者は画家になれず、絵が好きな者が画家になるという格言(?)があるが、シリコンバレーという名前に憧れて働きたいと思う人は生き残れないのではないのでしょうか?そんな気がする。
水野創太
慶應義塾大学総合政策学部

 シリコンバレーは陽射しが強い。そのためか、成長・楽観が陽射しと共に基調となっている。人材の流動性の高さに基づく個人主義的な社会システムは、厳しい部分も大きいが心地よいものでもあると思う。カリフォルニアな陽光のもと、キャリアについて考えた。このツアーは、思考の参考になり、また、行動へと動機付けられたと思う。「何がどうしようもなく楽しいと思うのか→疲れて家に帰って何をするのか」「どういう風に働きたいのか→どのような時間配分でどこでどのように誰と何を好んでどんな能力を学習して、働くのか」のように、具体的に物事を考えることを始めている。働きたいイメージのディテールまでは描けなくとも、現時点での自分が好きなことが何かを理解してそれを楽しみ行えるような行動指針を考えることを行った。今後キャリアについて考える際のベースとなるツアーであった。
牧兼充
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助手

 シリコンバレーの訪問は3度目でしたが、今回ほどシリコンバレーの気候の良さを感じたのは初めてでした。現在慶應SFCで、ベンチャー育成に携っていますが、気候の悪いところでは何をどうがんばっても駄目なんじゃないかと思い始めました。多くの方々からシリコンバレー流キャリアのお話を聞き、自分自身の現在のキャリアスタイルと近いと思いました。渡辺さんの言う「自分がどんな仕事をしたいのか」に基づいて大学でプロジェクトを立ち上げて研究費を稼いで自分の給料を出して生活し、また成果が出さないと次の年度は続かないという意味では、正に立野さんの言うところの「プロフェッショナル」を目指した生活を送っています。今の仕事を通じて、「日本のマーケットを知っている」というバリューを身につけて、Ph.D取得後にシリコンバレーという「メジャーリーグ」で仕事をしてみたいと考えています。最後に、このようなツアーを企画して下さった皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
三宅立晃
北海道大学・地球環境科学研究科

 一言で感想を言えば、シリコンバレーは個性のジャングルです。良くも悪くも中途半端な方は一人も居らず、更に皆さんその独特の個性に日々磨きをかけていることが良く伝わってきました。その点非常に印象的で、なおかつ自分のこれから歩む方向性に対してとても示唆に富むものでした。それを受けて自分がこれから意識して行動しようと思っていること。自分の個性を知る。自分の存在価値を知る。自分競争能力を知る。 自分に足りないものを知る。そして常に自分に今その時点でベストだと思うキャリアを見つけようとあがき続ける。?その結果3年目安で新しい仕事、環境にトライする。です。賽はすでに投げられました。あとは実行するのみ!
久森美和
筑波大学大学院環境科学研究科

 今回のツアーで出会った全ての方々の目は生き生きとしていて、常に目標意識を持って動いている人ばかりだった。一般に目標と言ってしまうと抽象的なものを意識してしまいがちだが、具体的な目標を持つと実際の行動、決断の時には覚悟が必要となる。その時に、は必ずリスクを伴うが、軽減には自信の知識や知恵、ネットワーク、そして日頃から自らの適性を見極めておくことが必要だと思った。自分がやっていて楽しいことは何か、自分が他の人より強い部分は何か、まだまだ理解していないと思った。まずはがむしゃらに今やってみたいと思うことに取り組んでみる。それが最終的には自分の適性と異なっていたとしても、自分という人間の幅を広げるには無駄にはならないはずだと思った。
関根英朝
青山学院大学

 私は、このツアーに行くまで偏見を持っていたなと思いました。文系と理系は違うんだなと。しかし、そんなことはあまり関係ないとこのツアーに参加して思いました。就職活動中でありながら私は何をしたいのか、どうなるのか行き詰まっていた所、このツアーにいって刺激を受けてこいと青学ベンチャーネットのかたに進められてすぐ申し込んみ参加できることなったのがいきさつです。私個人的には原さん、大沢さんのセミナーがとても印象的でしたが、金島さん邸でたくさんの方と話ができたこと。キャリアアップを目指している20人の仲間とめぐり合えたことは私にとって大きな財産となりました。私にとってこのツアーで学んだことは今回参加した20名には20通りのキャリアプランがあり、いずれはシリコンバレーにいくひともいれば、共にベンチャーを起こす人がいるかもしれません。おそらく我々には我々の世代のキャリアアップの形があると思います。そのことについても弟一期生として話し合い、これからの活動こそがだいじではないかとかんがえます。まったく差別するわけではありませんが今回参加した中では数少ない文系出身者として異なる立場でJTPAに貢献したいと思います。
Suntivisut Arnon
日本アイ・ビー・エム

 ツアーに参加する前の最近の私は、ちょっと疲れ気味でテンションも低いものでしたが、ツアー後の私は、不思議なことにSan Franciscoの空港から大阪の自宅まで約18時間という非常に長時間の移動にもかかわらず、翌日に休むことなく、時差ぼけもなく テンションも高く、仕事も効率よくこなしました。なぜ元気になったのでしょうか?理由は、以下の2点だと考えています。 一つは、将来について悩んでいる私が、講師の方々のお話から今後の自分の人生設計にヒントとなるものを掴んだような気がするからです。もう一つは、将来に何かを成し遂げようとする熱気を持っている参加者の皆さんと出会えて、刺激を受けたからです。 今回のツアーで得られた「元気」と「ネットワーク」を大事にして、頑張っていきたいと思っています。最後に「元気」と「ネットワーク」を得る機会を与えて下さったツアースタッフの皆様に心より感謝いたします。