先週金曜日、SVIF、JSSさんとの合同でのアイデアソンがMountain Viewで開催されました。
初めてのアイデアソン企画であり、かつバックグラウンドの違う団体同士での合同開催であること加えて日本からIot研修に来ている方々も参加するということで、どうなることかと少し心配しておりました。が、ベネッセ後藤さんのオーガナイズにより素晴らしくまとまった感じになりました。
そして、後藤さんがなんと当日皆さんの発表の間に作ってしまった動画がこちらです。
最初からJSSのあさひさんがチーム分けを仕切り始めもはや我々の出る幕がないほどの活躍ぶり。
当日の飛び入り参加もあり、5人のチームが計9チーム。ピザやビールを片手に各自の自己紹介が始まり、各チーム順調にどのような社会問題を解決するべきかアイデアを出していくさまが非常に興味深かったです。
一応今回のハッキングテーマは “Prototyping” と “Team”という名目になっていたのでした。
最初は議論が活発だったチームが実際にアイデアをアプリに落とす段階で話がまとまらず皆が無言になっていたりするチームもありましたね。イーゼルやポストイットを積極的に使ってアイデアを整理していたチームは絞込みが早かったような印象がありました。やっぱり起業家が入っていたチームはそういうツールの使い方もうまくフォーカスが早かったように思います。
中間発表のあとはいよいよPOPやKinomaを使ったプロトタイプ作りでした。
Kinomaについては希望者への事前研修もあったのですが、なかなか短い時間でコードを書いていくのは大変な様子。とりあえずセンサを使っていろいろ検知できるのが分かったところでプロトタイプのアイデアを練っていきます。当日飛び入り参加だった、JavaScriptで自前の3Dレンダリングエンジンをオープンソースで開発している学生さんも苦闘している様子でした。
結局締め切り時間を若干延長して各チームのプロトタイプが出揃い各3分間の発表でした。いろいろなテーマがあり面白かったです。
テック賞を受賞したのは老人介護の問題を解決するCチーム。
Kinomaを使って老人がベッドを離れて徘徊するのを検知し、近くの人などに電話で探してもらえるシステムでした。
イノベーション賞を受賞したのは『ヨメとの会話がない問題』を解決するアプリ「フックン」。
夫婦が一緒の部屋に居る時に会話がなかったりすると、それを検知して自動で話題をふってくれます。中間発表も含めてプレゼンが最高でした。
JSS賞は選挙のためのアプリ『The 選挙』。
立候補者のプロフィールや思想、カリスマ性をまとめ、他の人々との関係性をグラフ化するなど、分かりにくい選挙をもっと分かりやすくしようというアイデアが学生さん達の心を打ったようです。
個人的に印象が強かったのは、会社勤めの人の出勤退勤時間を記録してソーシャルにシェアする『ホントの時間簿』。サービス残業時間を貯金としてバーチャルに貯められる他、マネタイズなどもしっかり考えられていてリアルに立ち上げられそうでした。他に、自分の写真を登録すると自分が太った時と痩せた時の画像を生成しダイエットを促す『アメリカ生活が長いとジャンクフードで太る問題』を解決するアプリなどユニークなものがいろいろあり非常に楽しい夜となりました。
写真についてはJTPA加東さんとJSSの松原さんに撮って頂いた写真を使わせて頂きました。JSSさんのfacebookページにもここに載っていない写真が沢山あります。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1649791488632427.1073741836.1589629571315286&type=3
またKinomaからはバスケさんを始め多くの方にサポートして頂き、ベネッセ後藤さんには全体の進行を作成して頂きました。なにより今回、SVIFとJSSさんに合同イベントのお誘いをして頂いたおかげで開催が実現し感謝の念にたえません。ご参加頂いた皆さま、運営の皆様、ありがとうございました!!