7月のギークサロンでは、北海道大学 調和系工学研究室 にてAIやマルチエージェントシステム等の研究をされている川村秀憲 教授をお迎えします。川村先生は研究成果として多数の論文を発表する傍ら、その成果を社会実装し実際に人々の役に立てるように多くの活動をされています。

川村先生は小学校2年生よりプログラミングを始め、プログラミングや人工知能の研究をするために大学に入学。ご自身での開発を進めつつも自分の能力を超えたものを作りたいと思うようになり、ニューラルネットワーク、機械学習などへの興味を経て、創発的計算や複雑系工学にまで分野を広げられています。現在では同研究室にて、マルチエージェントシステムを対象に理論だけでなく設計から実装、社会への応用までの実践的な研究を行われています。KDDI研究所や日立ソリューションズなど企業との共同研究や研究成果の提供実績も非常に沢山あり活発に活動をされています。

当日は先端の人工知能の研究成果をご紹介頂き、同研究室にて開発されてきたマルチエージェントやディープラーニングシステムについて技術的な詳細や社会実装への取り組みについてご紹介頂きます。

■参加申し込みはmeetupより:
[ https://www.meetup.com/JTPA-Japanese-Technology-Professionals-Association/events/252860541/ ]

7/27 金曜日 / WSGR 弁護士事務所 / 650 Page Mill Road Palo Alto, CA

19:00開場/ネットワーキング、19:30より川村先生のトーク開始
参加費は$8。軽食つき。学生の参加費は無料になりますのでその場合はmeetupにてスタッフまでご連絡下さい。その他当日の参加についてはこちらをご参照下さい。 https://www.jtpa.org/faq



アジェンダ:

* 人工知能(ディープラーニング)最前線
* マルチエージェントシステムとは
* 川村研究室にて開発、社会実装されたシステムの技術紹介

スピーカー: 川村 秀憲 (かわむら ひでのり) 教授

J-GLOBAL: http://jglobal.jst.go.jp/public/200901061881564138
research map: researchmap.jp/read0065298/
北海道大学 調和系工学研究室: http://harmo-lab.jp/?page_id=53

2000年 3月 北海道大学大学院 工学研究科 システム情報工学専攻 博士後期課程 期間短縮修了
2000年 4月 同大学助手
2006年 同大学准教授
2016年 同大学教授

1999年~2000年 日本学術振興会DC特別研究員
2007年~2008年 日本学術振興会海外特別研究員、ミシガン大学客員研究員
観光情報学会理事 株式会社調和技研取締役 人工知能学会編集委員会委員

主な著書:
『マルチエージェントシステムの基礎と応用─複雑系工学の計算パラダイム』(共著,コロナ社、2002)
『生命複雑系からの計算パラダイム』(共著,森北出版株式会社、2003)

“基礎研究から運用までを自分たちの手でそこから見えてくる新しい研究領域”: https://www.ist.hokudai.ac.jp/netjournal/net_10_1.html