ご自身でコンテンツ配信のウェブサービスを立ち上げられ、DRMのみならず日本のコンテンツビジネス全般にたいへんご造詣の深い小野さんをお招きして、ベイエリアのギークの皆さんにとてもご好評を頂いているギークサロンを開催しました。
小野さんの「楽園時代」のお話から始まり、(新入社員時代、同期100人中男性は3人しかいらっしゃらなかったとか!)その後一転してギーク街道を邁進されている小野さんの身の上話には参加者一同感じ入るものがあったご様子。
中盤はJASRAC他コンテンツホルダとの交渉、クレジットカード会社との戦い、DRM技術の仕様の話などを交え、その場でライセンスキーの発行のしくみを実演までして頂くという豪華プレゼンでした。さらに開始後3時間経っていたにもかかわらず、クラッキングの話には一同色めきたち、隅から隅までDRMや著作権を堪能しつくした一夜となりました。
ご参加頂いた15名ほどのギークの皆さんの反応の良さには、ホストの小野さんも驚かれていたご様子。「なんでみんな、なんでも知ってるんだ?!」「予習でもしてるのか?」とは参加者の弁。こんな「濃い」時間を未だご体験されたことのない皆様、次回のギークサロンはぜひご参加ください!

以下はイベントの告知文です。
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****************定員に達しましたので受け付けを締め切りました******************
オンラインでのコンテンツ流通を支える技術の1つでありながらも、何かと悪評高いDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理、平たく言うとコピー防止技術)。その良し悪しはさておき、その実装や生い立ちはなかなか興味深いものがあります。今回のギークサロンでは、某M社のDRMの技術仕様を徹底的に追いながら、時間が許す範囲でネットでの権利問題、映像配信サイトの運営、大容量メディアとネットワークなどについても議論できればと思います。
もちろん裏話やクラッキングの話題も盛り込んで、13日の金曜日らしいギークサロンにする予定です。
小野達也(おのたつや):
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縁があればどの言語、どんな種類のプログラムでも好き嫌いなくコーディング。仙台市出身。趣味は大相撲観戦と散歩。
2004年株式会社ビデックス(http://www.videx.co.jp/)創業、アーリーステージでのミッションを達成し、2006年末に代表取締役退任。
2007年1月にふらりとシリコンバレーに現れる。移住に向けて着々と準備を進めているとかいないとか。
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日時:4月13日金曜日夜7時
場所:MUSE Associates
5150 El Camino Real, Suite A-32, Los Altos, CA, 94022
募集人数:15名限定
応募方法:seminar@jtpa.org宛に「小野サロン参加希望」のsubjectでメールにてお申し込み下さい。なお、「参加の動機」を1-2行簡単に記載ください。(「聞いてみたいこと」「話したいこと」など)応募者多数の場合は選考となりますのでご了承ください。
食事:軽食が提供されます。
参加費用:賛助会員 無料、一般 15ドル