ギークサロン「松田白朗氏とゲーム機技術について語る」を、9月14日に開催致しました。以下は、参加者の斉藤圭さんからの開催レポートです。
当日のプレゼン資料はこちら。
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はじめに、ゲーム業界とはどんなところか? ということについてのお話がありました。ゲーム業界は、義理、徒弟、上納金など、まさに日本の伝統文化が息づく世界とのこと。普段は接点の無い業界のお話はとても興味深く、思わず聞き入ってしまいました。続いて、現在の主力家庭用ゲーム機 (PlayStation3、Xbox360、Wii) のアーキテクチャ解説があり、それぞれのよいところ、悪いところを紹介。それからトピックはゲームソフトの開発に移り、どのような人たちが集まって、どのような過程を経てゲームソフトができあがるか、ということについてお話がありました。
最後に、松田さんの現在のお仕事の中心であるゲームソフトの最適化についての説明があり、その後、最適化の実演がありました。実演では、前回のギークサロンで林さんが紹介されたOpenCVというソフトウェアを、松田さんがXBox360に移植し、XBox360用にチューニングを施すことで10倍のパフォーマンスを実現する、という過程を、実際にコードを目の前でコンパイルし、XBox360上で実行するという形で見せていただきました。コンパイラの息吹に耳を傾け、メモリやCPUを自在に操るその職人ぶりは、まさに圧巻でした。
滑らかな松田さんの語り口、充実したプレゼンテーション内容、参加者として来られていたゲーム業界の方々からの的確な補足やツッコミ、参加者からの活発な質問、延々4時間以上に渡った今回のギークサロンでしたが、長いと感じることもなく、むしろ楽しくてあっという間のできごとでした。松田さん、お疲れ様でした& ありがとうございました。
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—- 以下はイベントの告知文です —————————


日本の誇る伝統芸能のひとつであるゲーム機とそのソフトウェア。今回のサロンではそんなゲーム機の不思議な魅力について、ハードウェア、ソフトウェアの概要からパフォーマンスチューニングにいたるまで、ざっくばらんにお話します。ゲーム機の技術に興味のある方もない方も、是非お集まりください。
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日時:9月14日金曜日午後7時
場所: Wilson Sonsini Goodrich & Rosati
950 Page Mill Road, Terrace 2B
(メインエントランスがあるビルの280側の隣、レンガの建物です。)
Palo Alto, California 94304-1050
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スピーカー: Hak Matsuda(松田白朗/まつだはくろう)
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セガ、マイクロソフト、Microsoft corp.を経て、2006年よりCRI Middleware米国法人勤務。
セガサターン~Xbox360までゲーム機にかかわる技術開発&サポートなどを続け早四世代、思えば遠くに来たもんだと思いながらも明日を模索する日々。パフォーマンス最適化、3Dグラフィクス、コンパイラ、SSL等が好き。最近はJScriptコンパイラ、RSSサーチエンジン作成(趣味)等に励む。
応募方法: seminar@jtpa.org宛に「松田サロン参加希望」のsubjectで勤務(所属)先・氏名を明記の上、メールにてお申し込み下さい。なお、「参加の動機」を1-2行簡単に記載ください。(「聞いてみたいこと」「話したいこと」など)。また、頂いた情報は当日プリントアウトして参加者の方に配りますので、自己紹介も兼ねてご記入ください。
食事:軽食が提供されます。
参加費用:賛助会員 10ドル、一般 15ドル
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