はじめに
なんだか景気も上向いてきた感じのする昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、最近ブラウザとメールソフトをOperaに変更し、自分のblogサイトも引っ越し、さらに、ミニバブル化しつつあるソーシャルソフトウェアを試してみようと、仕事ネットワークサポートのLinkedInに加入し、名刺管理サービスのPlaxoにコンタクトをアップロード(以上、あれこれ問題発生)、一方で悪質のウィルスメールは日々莫大にやってきて、さらに私の口座番号やクレジットカード番号を盗もうと、持ってもいない銀行口座が凍結されたとか、見たこともないポルノ閲覧費用をクレジットカードから勝手に引き落とすぞ、などといったメールが次から次へとやってくる。
ここで一言、
「ITが成熟したなどといったのは誰だ。何もかもまともに動かん!!」
では今月もお楽しみ下さい。
(渡辺)
*******************************
Contents:
1 コミュニケーションセミナー:2月5日
2 第4回技術交流会開催報告
3 コラム:タブー英語
4 コラム:レイオフの真相を追う
5 次回ニュースレター編集部打ち合わせのお知らせ
  編集後記 (by戸谷茂山編集長)
*******************************
1 コミュニケーションセミナー:2月5日
*アメリカ人とのコミュニケーション能力を高めたい
*職場で正しいフィードバックをしたい
*職場で正しいフィードバックをされたい
そんな方にとって、即戦力となるセミナーです。対人コミュニケーションの専門トレーナーを講師に行います。 お申し込みはseminar@jtpa.orgまで
=================================
2 第4回技術交流会開催報告
「世界最強のPDAを作ろう!」が掛け声の技術交流会ですが、現在3グループに分かれて案を出すも、「グループの意見としてまとまりきらないので、個人的に発表したい人」まで登場、白熱した議論が続いています。船頭多くして船山に登るのか、はたまた、日本人の緻密さとシリコンバレーのワイルドさが交じり合った傑作が誕生するのか。次回は3月3日開催のようですので請うご期待。
=================================
3 タブー英語
大学の英語教育で学べなかったのは、「使ってはいけない英語表現」です。何気なく言った一言が、米国人をびっくりさせてしまったり、自分の使いたい意味の全く反対に受け取られてしまったことがあります。JTPAニュースレター編集部では、「タブー英語」と題して座談会を開きました。議論は米国の社会ではタブーとなっている文化背景にまで拡がりました。
=================================
4 レイオフの真相を追う
昨年もシリコンバレーには多数のレイオフのニュースが流れました。『レイオフと背中あわせ』という一面も、ここシリコンバレーは持っているのです。今日はそのレイオフについて実際にレイオフを体験されている方のお話をまじえながら、『レイオフ』の真相を追ってみました。
=================================
編集後記 by 戸谷茂山
The Lord of the Ringsを見てきました。3時間20分という長時間上映は、集中力の弱い私には厳しいものでした。ちょうど2時間を過ぎたあたりから、自分の脳は映画のストーリーを関係の無い事を考え出してしまいます。私の頭の中で勝手に始まった問答は、「あのリングとは、一体何のアナロジーなのか」という内容。映画を見る前に、あのリングとは、核兵器のような大量殺戮兵器だという意見を多く聞きました。つまり、悪者の手に兵器が渡って悪用される前に破壊してしまおう、といった内容です。なるほど、The Lord of the Ringsの原書が完成されたのが1948年なら、それはちょうど広島の3年後になりますね。
私がふと思いついたのは、リングとは、「資本」なのではないかと。お金によって身を滅ぼすのもいれば、悪用して世界を制覇することも出来るのが資本である。原作者はコントロールしきれていないCapitalが産みだすパワー(権力)を批判しているのではないか、と。The Lord of the Rings 2にあったような環境保護も典型的なCapitalism批判ですね。
こんなことを考えている内に映画は最後の豪快な戦闘シーンに入りました。2時間以降はほぼ上の空で映画を見ていた私は、登場人物の誰が誰だか分からないうちに映画を見終えました。
<蛇足:「資本主義は悪くないです」 渡辺:-)>