日時: 2004年 2月5日 木曜日18:00 — 21:00
会場: DPR
1450 Veterans Blvd., Redwood City
Direction: href=http://www.dprinc.com/offices/office_redwoodcity.cfm
Giving and Receiving Feedback
今回はビジネスの場での即戦力となるセミナーを、通常アメリカ人に対しセミナーを行っている対人Communication専門のトレーナーを招き、英語にて行いました。# 講師のバイオは末尾をご参照下さい。
セミナーの詳しい内容(プレゼンテーションファイル)
約30名の方にご参加いただき、多くの方から実践に役立つ内容である、即実践に活かせるようロールプレイなどの練習もしたかったというpositiveな“フィードバック”をいただきました。
まず最初に各自、DiSC profileというワークシートに取り組みました。
Personal Profile System:http://www.trainingsolutions.com/personal.asp
DiSC profileでは、個々人に関してDominance、Influence、Steadiness、Conscientiousnessの4つの特徴がどれくらい強いかを調べ、その結果に基づいて性格の傾向を洗い出します。(この4つには優劣はありません。人はそれぞれ違った度合いで4つの特性を持ち合わせていて、それが対人コミュニケーションの際にも現れます。セミナーは、まず自分自身と4つのタイプの基本的な特性を理解することからはじめました。
What is Feedback?
Why is it so important to GIVE/SEEK Feedback?
Why is it hard to RECEIVE/GIVE Feedback?
フィードバックとは何なのか?それはコミュニケーションそのものであり、情報を得る手段のひとつともいえます。
自分が気付いていない自分の盲点 –ブラインドスポット-について周りの人から情報が得られたら、それをきっかけに振る舞いを改めることができます。またチームで仕事をしていて何か問題がおこったときに、積極的に問題解決に関わるならば、解決策を提案するべきでしょう。さらに自分がフィードバックを得たいのであれば、誠意をもって周りの人にも同じようにフィードバックしたほうが、フィードバックを得られる可能性は高いはずです。
では、なぜフィードバックのやりとりが難しいのか?それはある意味リスクを伴うからです。自分の意図したようにフィードバックが相手に受け取られなかったらというリスクを思うと、フィードバックすることにしり込みしてしまうこともあるでしょう。
しかしやはり、対人関係においてフィードバックは効果的に使うべきツールといえます。
How can you GIVE/RECEIVE Feedback successfully?
Think about Blind Spot
Some good ways to start a feedback conversation
同じ内容を伝えているようでも言い方によってはそれが攻撃的に、もしくは友好的に解釈される可能性があります。また聞き手の特性により、同じ言い方をしても違うように解釈され、相手の反応とそれに伴う行動も変わるかもしれません。ゆえに、複数の伝え方を知ること、相手のタイプを理解し臨機応変にコミュニケーションできることが、フィードバックを活用するために不可欠なスキルといえます。
ブラインドスポットとは?
それは本人は気付いていない、しかし周りのみんなが気付いている自分の盲点のこと。この盲点に気付くツールとしてフィードバックは重宝するものです。
みなさんも実際に職場でFeedback conversationをはじめてみてください。
それにはいくつかのコツがあります。相手の性格によってフィードバックの与え方を変えること。また、相手の好ましくない行動を「あなたのここが悪い」という風に”You”を主語にして指摘するのではなく、「あなたのとった行動で、私は残念に思った」というように、”I”, “We”で始まるセンテンスを使い、共に問題解決に取り組む姿勢をみせること。最後に、フィードバックと同時に具体的な行動目標とプランを提案する、の3つです。
参加者のみなさんからいただいた、本日のセミナーへのフィードバックをここで紹介します。
本日のセミナーで良かった点、役立った点
– トピックが実際に役立つ内容であった 6
– Exerciseがあり参加型でよかった 2
– 会社にこの手のトレーニングがないので面白かった
– DISC profile 3
– DISC をフィードバックを行う相手の理解に活かすという考えがよい
– 個人が分類されるプロファイルの概要と、それぞれのタイプの人への対応について学べた
– 運営、食事(4) #ボランティアの久保さんからおにぎりの差し入れがありました
– アメリカ人講師の話のspeed, humor, contentsが適切でわかりやすかった(多数)
– 具体的なEnglish usage, 表現方法の例はすぐに役立ちそう
– 予想以上に内容が充実していた
– コミュニケーションの理解のよいスタートとなった 3
改善すべきと思われた点
– 練習問題、例題をいれること:ロールプレイを追加すると理解しやすい 3
– More discussion – workshop with real world example, would have been nice
– 時間が長い
– target audienceのbackgroundがばらけている#内容がやや一般的
– 時間節約、内容の理解度を深めるためPresentation, DISC profileを事前に配布してほしかった(複数)
– 時間がトピックに対して短く、まとまりが悪く感じた
– ワインオープナーがなかった 2 (大変失礼致しました。次回から気をつけます)
– projector screens were too close
今後のセミナーに向けて、参加者の方が興味をもっているテーマ紹介
– 研究者のcompetencyとは何か?日本人研究者のcompetencyに不安を感じる
– 組織のコミュニケーションを向上させること
– アメリカでの就職に関する情報、ノウハウの提供
– ネゴシエーションスキル
– シリコンバレーの有力企業の業務見学ツアー
– ゴールの設定から実行までの手法のトレーニング(short MBA course)
– 英語ミーティングメモのとり方
– マーケティングについて
最後に
– 今日のようなセミナーをもっと実施して欲しい
– よいテーマだった
– Feedbackは日本にない習慣だったのでよかった
– JTPA is right on target
アンケート結果(23名回答)
次回セミナーで扱って欲しいテーマなどがより具体的に記載されており、非常に参考になりました。今後のセミナー企画に活用させていただきます。また、出席できなかった方でレポートを読んで興味をもたれた方は、seminar@jtpa.org までメールでお問い合わせください。
出席いただいた皆様、ありがとうございました。
JTPA セミナー担当 安藤 知華
●Speaker Bio
Doug Adler leads the training and development effort for DPR Construction in San Francisco. With over 10 years of teaching experience, Mr. Adler teaches courses in communication, presentation skills and marketing. In addition to teaching, Doug leads team building sessions, benchmarking classes and oversees DPR’s critical success factor program.
Prior to joining DPR Construction, Mr. Adler taught presentation skills classes for Decker Communications, headed the Northern California Multimedia Communications Department for Cushman & Wakefield, and worked as an independent consultant in graphic design, communications and presentations.
Mr. Adler holds a Bachelor of Science in Marketing and Communications from the University of Arizona, where he graduated with honors in 1992. In his spare time Mr. Adler is an avid amateur motorcycle racer and teaches novice road racing classes.
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