はじめに
ベイエリアは、今年の冬は雨も少なく、初夏を思わせるような半そでで外出できる日もちらほ
らと交じる昨今です。
テクノロジーバブル崩壊後、急な坂を転げ落ちるように景気の悪化したシリコンバレーです
が、そろそろ新しい息吹を感じます。ビジネスで出会う人々の中でも、「もう当面1999年のよ
うな好景気はこない」という現実を直視し、さらにその現実に立脚して新たな活動を展開しよ
うという意気込みを持った人が増えてきています。マクロ的に見ても、減少の一途をたどって
いたアーリーステージのベンチャーへの投資が、昨年第4四半期には上向きに転じました。
JTPAでも、今年の1月からは、このニュースレターをはじめたのに加え、セミナー等のイベント
も毎月開催することにするなど、活動を活発化しています。皆さんからの希望やご意見も
随時募集していますので、ニュースレターに関しては、newsletter@jtpa.org まで、
それ以外の活動全般に関しては chika@jtpa.org までメールでご連絡下さい。
なお、JTPAでは日本からの短期インターンの方をシリコンバレーの企業に派遣するプログラムを
開始しました。新たに、シリコンバレー的な経営手法を取り入れたイノベーティブな建設会社、
DPRで受け入れを了承頂き、同社へのインターンを募集中です。建設・設計関係の経験があり、
同社でのインターンにご興味のある方は、6のお知らせの最後を参照下さい。
JTPA代表 渡辺千賀
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Contents:
1 JTPA関連記事:「シリコンバレーからの手紙」より
2 3月のイベント:移民法相談
3 英語失敗談 No.1
4 シリコンバレーの大学
5 Diversity
6 お知らせ
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1 JTPA関連記事:「シリコンバレーからの手紙」より
梅田望夫 MUSE Associates社長
今回号ではJTPAのボードメンバーである梅田氏がフォーサイト誌に連載中の記事、
「シリコンバレーからの手紙」(http://www.shinchosha.co.jp/foresight/)
をとりあげました。
記事の中心は、シリコンバレーでプロフェッショナルとして活躍する日本人達の
たくましい姿です。読者の皆さんは、どの記事のどの人に最も刺激されましたか?
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2 3月のイベント:移民法相談
JTPAでは定期的に数々のイベントを行っています。詳しい情報については
(https://www.jtpa.org/event_report/)を参照して下さい。 
次回イベント
3月27日 ネットワーキング・パーティ「移民法相談」@シリコンバレー
3月のセミナーは移民法に詳しい弁護士の方をお招きして、ビザやグリーンカードに関する皆
さんの質問にお答えします。近日中に案内を送付する予定ですので、stay tuned!
次々回イベント
4月(未定)ネットワーキング・パーティ「アメリカ本社に異動したエンジニア達」 
@シリコンバレー
シリコンバレーにいる日本人エンジニアの中には、日本支社に入社した後からアメリカ本社に
異動した方々も多く見かけます。今回はそういった背景を持つ方々のための情報交換を目的
としたネットワーキング・パーティを開催します。
最近のイベント結果報告
2月25日ネットワーキング・セミナー「Always Inspired」 @シリコンバレー
オープンカーのベストセラーとなったMazda Miata(日本名ユーノス・ロードスター)のデザイ
ナーとして有名なインダストリアルデザイナーの俣野氏によるセミナーを開催しました。詳細
報告は追ってウェブにアップ予定です。
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3 英語失敗談 No.1
シリコンバレーでどんなに長く暮らしても、ネイティブスピーカーでも無い限り、言葉の壁は
外国人の我々にとっていつまでも頭痛の種です。このコーナーでは、数々の英語の失敗談を集
めてみました。CollectionをCorrectionと間違えて恥をかいたなど、日本人なら頷いてしまう
共通の失敗も多いはずです。読者の方々からも、失敗談を募っています。
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4 シリコンバレーの大学
金島秀人 東京大学シリコンバレーオフィス・ディレクター
同じくJTPAのボードメンバーである金島氏による最近のシリコンバレーの
大学の動きついての報告です。シリコンバレーの大学は、「Interdisciplinary」を
キーワードに、学部の壁を超えた総合的な学問をする場を将来像としています。事実、
スタンフォード大学で完成間近の未来的な建物、クラークセンターは、その研究を行うための
建物として多くの注目を集めています。
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5 Diversity
渡辺千賀 JTPA代表
多くの人種が集まっている状況は「Diversity」つまり「多様性」という単語で表現されま
す。Diversityそのものといえる人種の坩堝の米国の中でも、シリコンバレーは特に
非白人の割合が多いことで有名です。そんな地域で暮らしてみると、Diversityをめぐる
話題に事欠く事がありません。日常のマナーから、法問題や、食事まで、Diversityと
関わる様々な出来事を渡辺さんに書き綴っていただきました。
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6 お知らせ
1) JTPAではこのニュースレターについての感想、そして、読んでみたい
記事などについてご意見を集めています。newsletter@jtpa.orgまで、
お気軽にe-mailください。
2) JTPAの一連の活動である、日本からの無給インターンシップの受け入れ先を
シリコンバレーで探しています。に。ご興味のある方は、e-mailでご連絡をください。
折り返し、細かい受け入れ条件などを示した情報をお送りします。
3) 同じ仕事、同じ興味のある人達だけの小さなパーティを企画中です。興味のある方は、
どのような集まりに参加してみたいか、e-mailでご連絡ください。
4) シリコンバレーで働く人達で、ユニークな自分の会社、または友人の会社を
紹介してみたい方、e-mailで簡単な会社の説明をつけてご連絡をください。シリコンバレー
ならではの体験談も募集中です。内容を選考の上、JTPAより取材、または原稿依頼の
連絡を差し上げます。
5) 日本で働く方々からのシリコンバレーについての質問も受け付けています。
興味深い質問を取り上げ、この紙上でお答えする予定です。
6) 米国で働く日本人の方々から、英語で失敗した体験談を募集中です。
7) ニュースレター創刊号で紹介したDPR Construction
(https://www.jtpa.org/column/000080.html)で、JTPAのために特別に短期
インターンシップ・プログラムを用意頂きました。建設、
設計経験者でご興味のおありの方は、Mozan Totani (mozant@dprinc.com)まで
E-mailでご連絡を下さい。折り返し、受け入れ条件など詳しい情報をお送りします。
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質問は編集部newsletter@jtpa.orgまでどうぞ。
JTPAでは、わたしたちの活動に興味を持つ方々にとって役立つシリコンバレーの情報を
お届けするために、ニュースレターを発刊することに致しました。JTPAの細かい活動報告を
行うと同時に、シリコンバレーでプロフェッショナルとして成長していこうと思われる皆様を
つなぐ役割を果たしたいと考えております。
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