『 Silicon Valley Japan Biodesign Meetup 』のお知らせ
■イベント概要
2015年10月に日本で始まった、バイオデザインに関するミートアップです。
昨年スピーチを頂いた東北大学病院 中川敦寛先生や現地のバイオデザイン関係者による企画で、今回JTPAでは運営のサポートをさせて頂いています。
バイオデザインは2001年にスタンフォード大学の循環器内科医で血管内超音波や着脱式バルーンカテーテルなど数々の発明をされたPaul Yock博士が創立した、デザイン思考を基にした医療機器イノベーションを牽引する人材を育成するためのフェローシップを中心とした教育プログラムです。医療現場のニーズを出発点とし、開発初期段階から事業化の視点も検証しつつ、問題の解決とイノベーションを実現するアプローチが特徴です。プログラム開始以来、プログラムからの起業は41社、治療実績約50万件、雇用創出約680名、特許出願約400件、資金調達約400億円の実績があり、2008年にはインド、2010年にはシンガポールプログラムが創立されたほか、大学連携など含めますと世界中で展開されています。
日本では、昨年4月に安倍総理がスタンフォード大学を訪問された際にバイオデザインに取り組むことをアナウンスされたことを受け、6月に大阪、東京、東北の3大学が国の支援を受け連携し、スタンフォード大学とMOUを締結し、約4000社が加盟する医療機器連合なども支援する形で一般社団法人 日本メッドテックイノベーション協会がジャパン・バイオデザインプログラムを運営する形で上記3大学で10か月のフェローシッププログラムが始まっております。
2月にはJBDのファカルティ、フェローがスタンフォードで実際に病院で見つけてきたニーズをブレインストーミングしながら医療イノベーションのためのエコシステムを視察するために約2週間程度滞在しており、これを機会にぜひシリコンバレーのみなさんと医療イノベーションについて語りあえれば幸いです。