カテゴリー: JTPAセミナー Page 3 of 6

ギークサロン「水野 正博氏とIoT、プロトタイピングについ­て語る」


8月のギークサロンでは、シリコンバレーでAreaBe社を起業し売却、その後プロトタイピング合宿を主催されている水野 正博氏をお迎えします。

水野氏は現在は起業や製品開発のコンサル、プロトタイピストとして活動されていて、ベイエリアメーカーフェアへ参加されたり雑誌インタフェースの記 事の執筆などをされています。また毎年夏にプロトタイピング合宿を行っており日本からも学生や社会人が参加しています。昨年は合宿の卒業生と電子工作コン テストGugenに参加して自転車用キーレスエントリーシステム「eRing」を開発し優秀賞を受賞されました。

続きを読む

JTPA Tech Talks Vol.1

 

今回JTPAの新たな試みとして、複数のスピーカーによるTech Talksイベントを立ち上げます。JTPA Tech Talksは、様々な分野で活躍する技術者たちに、今関心があること・注力していることを、凝縮された時間の中で思う存分プレゼンしてもらうイベントです。この場を通じて、より多くの技術者が、より気軽に、よりディープにそれぞれの経験や知恵を交換できるようになることを狙いとしています。

第1回は、Androidとゲーム開発を中心として以下のスピーカーの方たちに話してもらう予定です。

JTPA Tech Talks Vol.1
7/25 金曜日 19:00-

続きを読む

「シリコンバレー・サバイバル – 20代の若者たちが語るアカデミア&ビジネス最前線」開催レポート

今回のギークサロンは普段と趣向を変え、スタンフォード大学に在学し研究者の道を歩む学生・ベイエリアで会社を興した20代起業家をお呼びして、彼らがそれぞれの分野で何をしているのか、何を考え、成し遂げようとしているのか、また、後半は会場から質問受けるパネルディスカッション形式でのトークとなりました。以下、Sunny Tsang氏によるレポートをお送りします。
■ 20代の若者たちが語るアカデミア&ビジネス最前線。

各人の発表を以下にまとめました。各名前の横にUstreamで残してあるアーカイブビデオ(http://bit.ly/cA2mUe)の時間を示しておきました。参照ください。
UStream: http://www.ustream.tv/channel/jtpa-geek-salon

– 石綿整さん(1分50秒より)
石綿さんは、小さいころの身近な経験から物理に興味を持ちそれを理解する楽しみから始まり、後に、父親の仕事の関係から興味を持った半導体の応用の広さに感動され、半導体産業の起源をたどる過程でシリコンバレーとその中心となるスタンフォード大学に興味を持ち始めたそうです。ダイヤモンドという普段は宝石としか考えられていないモノに、熱伝導率や堅さなど実は物理的に優れた特性もあることを紹介され、それを用いて熱の溜まりにくいデバイスや、半導体が作る0と1の状態を電子のスピンやDNAの固定など、新しい物理的な意味と結びつけるプラットフォームとしてのダイヤモンドの面白さを話されていました。最後にはダイヤモンドイドというダイヤモンドのナノ化合物を利用した電子のエネルギー幅のコントロールとそれを用いた電子顕微鏡の解像度の向上も紹介してくれました。締めくくりとして、自分の将来の夢を語り、自分の好きな物理の理解と新しい材料を用いて、日本で産業と結びつく教育を促進したいと話されておりました。
http://arpes.stanford.edu/personnel_grad.html

– 郡司まりかさん(12分20秒より)
郡司さんは、小さい頃に抱いた、日本以外のところに行きたいという願望から、慶応義塾大学理工学部卒業後、Stanford大学に移られました。同大学では、高移動度半導体材料、高誘電体絶縁膜など半導体プロセス関連の研究をしています。ナノマテリアルという領域を選択し、スタンフォード大学を志望した理由として、同大学では実験室間の敷居が低いことをあげ、マテリアルサイエンスとは何かという説明から、ナノとはどれくらいの大きさなのかという話に入りました。また、ナノテクノロジーの現在、応用されている分野の紹介、またバイオロジー分野とのコラボレーションによる今後の展開、将来性を含め話され、どれだけ魅力のある研究分野なのかと熱く語っておられました。
http://www.linkedin.com/pub/marika-gunji/7/4ba/103

– 宮崎勇典さん
灘高校卒、東京大学教養学部理科一類入学。一度は建築学科に進むも、よりサイエンスをと薬学部に移られたそうです。専門分野のChemical Biologyの中心であり、また世界の動きを知る良い機会としてアメリカの大学院進学を決意。最も自由度が高く、シリコンバレーを中から感じようとスタンフォード大学大学院を選択し、2009年9月よりSchool of Medicine PhD programに在籍しています。研究対象であるタンパク質を、「見る」そして、「操る」という2つにわけて分かりやすく解説されておりました。また、研究による実際の実社会への応用可能分野の説明への話もあり、最後に自分が主催している米国大学院留学会(UT OSAC)の熱い想いを語っておられました。
http://stanford.edu/~miyuten1/
http://www.ut-osac.org/

– 久保渓さん(33分30秒より)
久保さんは、Carleton大学をPolitical ScienceとComputerScienceのダブルメジャーで卒業し、クラウドベースでオートスケーリングなウェブサイト向けホスティングサービスを提供するfluxflexをサンノゼにて起業されました。サーバーやインフラをユーザーが自分達で準備することなく、ワンクリックでテスト用サーバーと数百台までスケールする本番環境用サーバーを利用することが可能で、この仕組みを自動化することで、ユーザーのサーバー管理の時間、手間、お金を削減できるホスティングサービスを目指しているそうです。現在はサンノゼで活動し、テストユーザーへ向けた限定的なサービス提供を行っていて、同時にエンジェルラウンドも進行中だそうです。
http://www.flexflux.com

– 船木信宏さん(41分45秒より)
慶応大学SFC卒業後、日本でスタートアップの創設やフリーランスでの開発経験を経て、2009年シリコンバレー現地にてSmashBooth(CA, San Jose)を設立しました。事業としてはお金を必要としてる気持よく使いたい人々のマッチングをするクラウドファンディングを広めるSenzoo.comというウェブサービスをやっておられ、また、今後の展望としてお金以外でのドネーションを慕える方法を画策しているのことでした。
http://www.senzoo.com

– 近藤誠さん(50分15秒より)
東京大学経済学部卒業後、スタンフォード大学に入学。修士2年に在席しながら、オンラインドキュメント管理システムを展開するEvernoteにインターンとしてBusiness Development Divisionに在籍。役割として、Evernoteが他社と連携にあたって交渉などをしているそうです。また、現在のEvernoteのユーザー数推移などを含めた現状報告と今後の展望を話されておりました。
http://www.evernote.com

■ ディスカッション

各人の分野の発表に続いて、会場から質問受けるパネルディスカッション形式でのトークがありました。以下があがっていた質問です。各質問の横にUstreamで残してあるアーカイブビデオ(http://bit.ly/cA2mUe)の時間を示しておきました。参照ください。
– なぜ今の自分のいる分野に興味を持ち始めたのか?(54分20秒より)
– 今まで研究、事業での苦労したことは?(58分00秒より)
– チームをどうやって作っていったのか?(1時間3分00秒より)
– 日本に戻る予定は?日本でなにを変えたいか?(1時間5分20秒より)
– ロールモデルはいるか?(1時間8分00秒より)
– 成功体験は?(1時間10分50秒より)
– アメリカと日本の違い。来てから何を感じたか?(1時間17分15秒より)
– 日本の社会、日本人に対して何を思うのか?(1時間22分30秒より)
■ 感想

日本から離れたことによって持てる視点をもった普段聞くことができない20代の若者の意見を共有できる、非常によい機会となりました。どうもありがとうございます。

「専門ジャーナリストから見た日米テック業界」(ケイン・岩谷ゆかり氏、海部美知氏)

7月9日金曜日 午後7時 Palo Alto
今月のセミナーは、Wall Street Journal 記者のケイン・岩谷ゆかり氏と、”Tech Mom” でおなじみのコンサルタント、海部美知氏に対談していただきます。


ケイン・岩谷ゆかり (Wall Street Journal)
ウォールストリートジャーナルスタッフライター。東京支局でソニーや任天堂の担当を経て、現在はアップル社と最近まではアメリカのゲーム業界を担当。WSJの前はロイター通信でIT記者としてサンフランシスコ、シカゴ、東京支局に勤務。ジョージタウン大学卒業。現在はサンフランシスコ在住。
http://topics.wsj.com/person/k/yukari-kane/1384
海部美知 (ENOTECH Consulting)
エノテック・コンサルティングCEO。NTTと米国の携帯電話ベンチャーで日米双方での通信事業開発を経験。その後独立して、現在はグローバルな通信・ネット分野とその他技術分野において、提携・投資、企業戦略のアドバイスなどを行う経営コンサルタント。シリコンバレー在住。子育て中の主婦でもある。著書に「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」(アスキー新書)、連載に「WirelessWire News」がある。「Tech Mom from Silicon Valley」 のブロガーでもある。

続きを読む

「日本ベンチャー・アントレプレナーがIT事業でアメリカに進出する方法」開催レポート

みなさん、こんにちは。
畑野浩氏による、先日の渡辺千賀氏のセミナーのレポートをお送りします。
—-
このレポートでは、公開されているストリーミングやスライドにはなるべくないような内容を報告したいと思います。開催会場で渡辺氏が直接語ったことやなるべく参加者の反応が大きかったことをレポーターになりきって書いてみます。

続きを読む

渡辺千賀氏 「日本のベンチャー・アントレプレナーがIT事業でアメリカに進出する方法」

11月20日金曜日 午後7時 Palo Alto
11月の JTPA セミナーは、JTPA のファウンディングメンバー・
ボードメンバーでもある渡辺千賀氏によるひさしぶりの講演です!
スタンフォードMBA取得後、マッキンゼーでの活躍を経た後、
現在 コンサルティング会社 Blueshift Global Partners のファウ
ンダー・社長として、技術関連事業での日米企業間アライアンスと
先端技術に関する戦略立案を行っている渡辺氏。
「IT関連では、日本企業がアメリカで成功した事例はほとんど
ありません。そんな中で、10年以上日米間の事業開発にかか
わってきた経験に通して考え てきた、『成功の確率を上げる方法』
についてお話したいと思いますが、同じような経験をしてきた
参加者の皆さんと活発に意見交換もしたいと思います。」

続きを読む

金子恭規氏セミナー 開催レポート

11月のJTPAセミナーは、スカイライン・ベンチャーズでベンチャーキャピタリストとして活躍されている金子恭規氏をお招きし、JTPAボードメンバーの渡辺千賀氏と「徹子の部屋」スタイルで対談していただきました。
kaneko_seminar3.jpg
以下は竜盛博氏によるレポートです。

金子恭規氏セミナー

スカイライン・ベンチャーズでベンチャーキャピタリストとして活躍されている金子恭規氏をお招きし、セミナーを開催します。

金子氏は慶応大学医学部を卒業後、スタンフォード大学のMBAを取得、まだスタートアップだった頃のGenentechのプロジェクトに参画されたという経歴の持ち主。今回のセミナーでは事前にトピックを設定せず、JTPAボードメンバーの渡辺千賀氏が「徹子の部屋」スタイルで参加者の皆様からの質問を中心に金子氏にあれこれお話を伺うインタラクティブな会にしたいと思います。参加ご希望の方は、「金子氏に聞いてみたいこと」を1−2行簡単にご記載してお申し込みください。

関連記事:
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/main/data/frst200310/fst.html
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/main/data/frst200311/fst.htm

以下イベント情報詳細です。

続きを読む

海部美知氏セミナー「通信からみたネット世界」開催レポート

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
海部美知氏セミナー「通信からみたネット世界」開催レポート
7月18日金曜日午後7時
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
通信関係専門のコンサルタントであり「パラダイス鎖国」を執筆された海部美知氏をお招きしセミナーを開催しました。

michi_kaifu_07182008_1.jpg michi_kaifu_07182008_2.jpg

以下は 松内良介氏によるレポートです。
■キャリアとネットサービス事業者
GoogleやAmazonのようなネットサービス事業者の成功により、通信キャリアは「土管」(dumb pipe) の地位に追いやられてしまうのではないかという懸念がある。 土管 = 競争によりARPUが低い = ビジネスの成長性が描けない、であるので通信キャリア各社は土管にならないための展望を描くのに懸命。
そんな中、7/18の講演は、通信キャリアのこれまでの歴史を俯瞰しながら、今後の展望について考察するという主旨でした。

続きを読む

海部美知氏セミナー

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
海部美知氏セミナー「通信からみたネット世界」
7月18日金曜日午後7時
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
[セミナー内容一部変更のお知らせ]
当日はゲストの海部美知氏にJTPAの渡辺千賀がインタビューする形式で進行させる予定でしたが、渡辺千賀の都合により海部氏に単独で講演していただくことになりました。直前の変更でご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
変更後の内容は以下のとおりです。
「通信からみたネット世界」
通信関係専門のコンサルタントであり「パラダイス鎖国」を執筆された海部美知氏をお招きしセミナーを開催します。
通信出身者の目から見て「ネット」の世界がどのように見えるか、という話と、会場参加者の皆様とのインタラクティブな議論の両方ができる会にしたいと思います。
テックママのハンドルで親しまれる著名なブロガーでもある海部氏にあれこれ質問できるこのチャンスをお楽しみに!
なお、当日は「パラダイス鎖国」をお持ちでない方のために、海部氏が会場で本の販売をしてくださるそうです。
セミナー終了後にはサイン会も行います。
スピーカー: 海部美知 (かいふみち)
————————–
エノテック・コンサルティングCEO、AZCA Inc. マネージング・ダイレクター。
NTTと米国の携帯電話ベンチャーで日米双方での通信事業開発を経験。
その後独立して、現在はグローバルな通信・ネット分野とその他技術分野において、提携・投資、企業戦略のアドバイスなどを行う経営コンサルタント。
シリコンバレー在住。子育て中の主婦でもある。
著書に「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」(アスキー新書)、連載に「日経コミュニケーション 欧米潮流」がある。
「Tech Mom from Silicon Valley」 http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/ のブロガーでもあり、地元紙ベイスポにはその抜粋である「Tech Momの侃々諤々」が連載されている。
———-以下イベント情報詳細です。———-

続きを読む

Page 3 of 6

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén